チャコール微粉末で作った湿布の体験
元韓国三育大学教授 宋淑子博士 |
宋淑子博士と文中にでてくる「女性協会」について
宋博士は長い間、韓国の三育大学というキリスト教系の大学で、栄養学の教授として教鞭をとっておられました。在職中、人体生理に最も良く適応する健康法である「ニュースタート健康法」を国民に広く普及する働きを精力的に進められました。その結果、三育大学の関連機関はもとより、個人ベースでも自然療法による療養所を設立する人々が増え、それによって難病に悩む多くの人々が助けられています。
各地で癒された人々の証言は、近年、韓国内のテレビ局や新聞などの報道機関の注目を得るようになりました。大学を定年退職後も、健康回復を求める人々の必要に応えるべく、何人かの協力者と共に「女性協会」というグループを作り、各地で講演やカウンセリングなどの活動を精力的に続けておられます。 |
突然の怪我
宣教師として韓国から台湾に赴任していた牧師がいました。彼は33歳で崔(ﾁｪ)という青年牧師でした。崔牧師は、その伝道集会の準備のために自分の教会の外回りを掃除していました。そのとき突然、彼の足元に大きなブロックが落ちてきました。それはかなりの重さだったので、彼の足の親指と人差し指はつぶれ、裂けてしまいました。奥さんはすぐに彼を病院に連れて行き、散り散りに裂けてしまった指は、手術で縫い合わされました。
変色と医師の判断
手術後３日目、縫合した指が２本とも黒くなっていることに気づきました。担当医は「指が腐ってきたようです。このまま放っておくことはできないので、残念ながら２本とも切断しなければなりません」と告げました。崔牧師も彼の家族も「大変なことになった」と思いました。もう、伝道集会どころではありません。
再生は可能
指を切断しなければならなくなったと聞いた私は、すぐに女性協会のスタッフを連れて病院に駆けつけました。「生命力あふれる人間の身体が、わずか３日で腐ってしまうなんてことがあるはずがない」というのが私の所見でした。病院にたどり着いて早速、崔牧師の指を見せてもらいました。「これは腐っているのではありません。縫合された皮膚周辺の神経が圧迫され、さらに十分な血液が通っていないために起きている変色です。仮に部分的な壊死が始まっていたとしても、生きている人間には再生能力があります！
必ず新しい命が芽生えます！ 手術する必要はないと思います」と告げました。この言葉に、崔牧師も彼の家族も大喜びでした。そこで、崔牧師は私の言葉を信じ、望みを抱いて私の提案する自然療法をしてみることにしました。私が駆けつけたのは、手術決行の30時間前でした。
チャコール湿布の試み
それからすぐに、用意していったチャコールを練ってチャコール湿布をしました。これを１日３回取り替えるように指示しました。
 
食事療法
病院での食事は、白米、魚、肉などが多く、生野菜が少ないです。「入院していては他に食べるものがないので、出されるものを食べるしかないと思っても、それらのものを食べてはなりません。このような食事を摂るならば、あなたの指は本当に腐ってしまうかもしれないですよ」と私は告げました。
そして、私が病気の人に勧める食事法をしてみるように話しました。どんな病気のためにもよく使う方法ですが、まず１日目は水とチャコール微粉末を３回飲むだけの断食、２日目は１日３食で、果物をたっぷり摂るように指示しました。果物に加えて「きな粉エゴマ（きな粉、エゴマ、ふすまを10：10：1の割合で混ぜたもの）」も勧めました。この「きな粉エゴマ」は、私自身もどこへ行くにも持ち歩いていて常食しているものです。
退院
このようにして傷の様子を見ていました。さて、予定していた手術の日になりました。崔牧師は自分の指が快方に向かっているのを感じていましたので、いよいよ手術の日、担当医が診察にきたとき「せっかくですが、手術はしないことにしました」と医師に告げました。するとその医師は、「ここで治療しないなら、もう家に帰りなさい」と怒ったように言い放ったので、彼は退院しました。
 
快方
自宅に帰ってからもチャコール湿布を続け、指を日光にさらし、ふすま入りの「きな粉エゴマ」を食べました。彼の指は血色を帯びてきていました。崔牧師の家は牧師館の３階にあり、教会の集会室は１階にありました。崔牧師の指のことを聞いた多くの参加者たちが、その話に興味を持って３階の彼の家に行き、「切断しなければならないと診断された指」に血液が流れ、日に日に肉がつき、新しい肉芽が盛り上がってきている様子を見ながら、再創造の神様をほめたたえたそうです。
大変な痛みを経験し、一時は切断の宣告にうなだれた崔牧師でしたが、こうして多くの人々に、「神様は生きている、私たちの身体を再創造してくれる神がいる、医師にまさって癒してくださる方がおられるのだ」ということを信じていただくに足る証人に用いられたことをどれほど感謝したことでしょう。
 
完全に回復
彼の指は、１月には完全に回復しました。神様は、時々刻々私たちの身体を守り、傷を癒し、衰えた機能を回復するために働いてくださっています。十分に癒しの力を持つ血液ができるのは、人間のために備えられた食物によってです。「わたしは全地のおもてにある種をもつすべての草と、種のある実を結ぶすべての木とをあなたがたに与える。これはあなたがたの食物となるであろう。」(創世記１：29)とあります。人間の食物として地上に備えられたこれらの食物を、できるだけ自然に近い形で取り入れるときに、食物の中に用意されている癒しの成分や、豊かな栄養を最も良く取り入れることができます。
心からのお勧め
どうか皆さん、私たちの身体を再創造してくださる神様のプランに従った食事と生活習慣を続けてください。神様は偉大なる医師であり、野菜や果物、穀類やナッツ類は最善の薬です。
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チャコールは湿布として、また解毒剤として多様な利用の仕方ができます。詳しくは当協会出版の書籍「チャコール」、また「自然を生かした治療法」をご覧下さい。
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