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インフルエンザ対策 予防と治療

 

インフルエンザについて 新型インフルエンザ
ウイルスに感染しない体づくり 免疫力を強化する食事
日常気をつけること 感染したと思ったら
症状に応じた手当て法 世界が模索するソリューション

 

インフルエンザについて

インフルエンザは、インフルエンザウイルスによって起こる気道感染症です。普通の風邪と異なり、全身症状が強いのが特徴で、感染してから1~3日間の潜伏期間を経て、突然の発熱(通常38度以上)、頭痛、関節痛、筋肉痛などで発症します。高齢者や心臓、肺などに慢性の病気を持っている人、免疫力の低下した人などは、インフルエンザにかかると重症になりやすく、入院や死亡のリスクが増加することも知られています。また子どもでは、中耳炎や熱性けいれんなどを誘発することもあります。最近では、幼児を中心に、急性脳症を起こして死亡するケースが報告され、「インフルエンザ脳症」として問題になっています。このようにインフルエンザは、普通の風邪に比べて症状がずっと重く、また、感染力ははるかに強力です。

 

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新型インフルエンザ

最近、病原性の高い鳥型インフルエンザウイルスがヒト社会に定着し、ヒトからヒトに感染して、新型インフルエンザとなることが大変懸念されています。新型インフルエンザが流行した場合、これに対して免疫を持っている人はいませんし、また事前に接種された予防接種の効果は余り期待できないため、かなりの数の罹患者と死亡者が出る事が予想されます。厚生労働省では、この冬にもその恐れがあることを想定して、すでに対策と指導を始めています。

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ウイルスに感染しない体づくり

まずは血液をサラサラに

私達の体にはすぐれた免疫システムが備えられています。もし、体内で良い血液が作られ、完全に循環していれば、免疫力は十分な働きができ、感染を防ぎ、また回復の力になってくれます。血液がよく循環するためには、サラサラ血液である必要があります。以下の写真は、位相差顕微鏡で見た血液画像です。左の血液は赤血球が一つ一つ見えます。これがサラサラの状態です。綿菓子のように見えるのは白血球です。右の画像は赤血球が繋がっています。これは血液がドロドロである事を現わしています。

白血球は病原体が侵入してくると、その場へ急行して細菌やバクテリアを食べる働きをします。ところが、右の画像のように、赤血球が連鎖していると白血球は機動できません。そして病原体は殺傷されないまま体内で活躍します。

 

血液をどろどろにする主な要因
● 油、脂肪、糖分の取りすぎ ● 水分の不足 ● 運動不足
● 血液の汚れ ● 酸素濃度の低下 ● 血行不良

     

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免疫力を強化する食事

糖分を控え目に

免疫力を低下させる食品の元凶はなんといっても砂糖です。日頃、免疫力の低下を感じている人は、今すぐに砂糖を止めることです。それだけでも免疫力は驚くほど回復してきます。砂糖摂取ゼロの時、白血球1個は平均14個の病原体を破壊します。しかし、砂糖を大さじ2杯(ドーナツ1個)摂った45分後には10個の病原体しか殺すことができません。砂糖大さじ4杯(パイ1切れ)を食べると5個半の細菌しか殺せず、チョコレート1枚食べるとわずか1個しか殺せなかったという実験報告があります。炭酸飲料やコーラには大さじ2.5杯程度の砂糖が使用されています。100%果汁ジュースにも砂糖が入っているものがあるので注意しましょう。

なお黒砂糖や蜂蜜も白血球の能力を低下させるという点では白砂糖と同様です。

 

動物性食品や油を避ける―卵、牛乳にもご注意!

動物性食品中の脂肪やコレステロールは血液をドロドロにします。淡白なように思える魚にも脂肪は多く含まれています。卵、特に卵黄はそのほとんどがコレステロールです。また最近の卵や牛乳には、その生産方法のゆえに人体に有害な化学物質を含んでおり、また病原菌が混入している心配もあるので、栄養的な利点よりもかえって不利益の方が大きくなっています。

ニンニクを食べる

ニンニクは食べる抗生物質とも言われ、抵抗力がつく成分を豊富に含んでいます。毎日7~8片のニンニクを食べましょう。(生ニンニクをすりおろしてニンニク醤油を作っておいたり、麺つゆに入れても美味しいです。)あるいは軽く蒸したりトースターで薄皮ごと焼いても同じ効果が得られます。匂いが気になる場合は、無臭ニンニクの錠剤やカプセルも利用できます。

 

ビタミンCを豊富に摂りましょう

みかん、柿、りんごなど新鮮な季節の果物を毎日たっぷり摂りましょう。粘膜を強め、細菌やウイルスに対する抵抗力がつきます。その他、キウイ、赤ピーマンもビタミンCの含有量が豊富な食品です。

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日常気をつけること

全身(手足も)を温かく保つ

完全に健康であるためには手足を温かく保つことが必要なのですが、その大切さは十分には理解されていません。皮膚の中には「兵士」である特別な白血球が常に待機していて血液から有害物質を取り除いたり、ある種のタンパク質を血液に与えたりしています。これらのタンパク質は抗体あるいは免疫システムを強める役割を持っています。手足の皮膚が冷えると、血管が収縮して血液を十分に循環させることができなくなり、この「兵士」の力が発揮できずに、あらゆる型の感染症の危険にさらされます。また、手足が冷えてくると抹消部の血液は間もなくそこに留まり、血液も汚れます。すると肝臓や腎臓の負担になるばかりでなく、各組織の老廃物も十分に排出されなくなります。

水を飲みましょう

(尿の色が薄くなるまで充分水を飲んでください)

免疫力を保つために必要な水分の量の目安は体重×40㏄です。もし、50kgの体重であれば、1日に2,000cc、つまり2リットルになります。この量には、ハーブティの水分を含めても構いません。普段自分の最も目につくところに、1日分の水をボトルやポットに入れておくと、忘れずに飲むことができます。十分な水分は喉や鼻の粘膜を潤してウイルスが体内に侵入するのを防ぎます。

 

エキネシアを飲む

風邪に掛かりやすい人、かかると重症になる恐れのある人(免疫力が低下している)は普段からエキネシアというハーブを飲んで下さい。エキネシアは白血球の数を増やし、その能力を強化してくれます。最近ドイツで行われた調査によれば、エキネシアを飲んだグループは、偽薬を与えられたグループよりも症状の回復が50%早くなったということです。

 

過労・疲労、睡眠不足、ストレスを避ける

過労や睡眠不足は明らかに抵抗力の低下を招きます。前日に十分な睡眠をとれなかった場合には翌日の午前中に(午後ではなくて)仮眠を取ることをお勧めします。

 

運動を努めてする

1回30分の散歩を1週間に3回しただけでも、病気に対する抵抗力に差がつきます。

理想的には、40~50分の運動を毎日してください。

 

湿度は40%以上、室温は18~25度に保つ

インフルエンザのウイルスは、電子顕微鏡でないと見ることが出来ないほど微小です。「ゴホン10万、ハクション100万」という言葉があるように、感染者による1回の咳で約10万個、1回のくしゃみで100万個程度のウイルスが空気中に飛散します。ウイルスは湿度の高い状況では、すぐに落下してしまいますが、湿度が40%以下になるとウイルスの水分が蒸発して軽くなるため、落下速度はゆるやかになり30分間程度空気中を漂います。そして私たちが呼吸をするときに鼻やのどから侵入します。

加湿器又はやかんを必ず備え湿度を40%以上に保ってください。また、ウイルスの多くは気温15~18度くらいの環境の中で活発に活動をします。冬にインフルエンザが流行するのはそのためです。できれば各部屋に湿度と室温が一目でわかるような計器を置き、ウイルスが活動できない環境づくりを心がけましょう。

 

手洗い、うがいの励行、マスクの着用

人ごみから帰ったら、石鹸でよく手を洗い、暖かい塩水でうがいをすることを習慣づけましょう。マスクをすることで、鼻や口から体内にウイルスが侵入するのをある程度防ぐことができます。マスクの内側に湿らせたガーゼを挟んでおくと、喉の粘膜乾燥を防ぎ、ウイルスの進入の防御にも一層効果的です。マスクは活性炭繊維を使用したマスク(チャコールマスク)が効果的です。風邪やインフルエンザに感染した人は、くしゃみや咳でウイルスを撒き散らさない為にもマスクは用いるべきです。

禁煙

非喫煙者は喫煙者(1日20本程度)に比べて、インフルエンザにかかる率が21%低いことが報告されています。

 

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感染したと思ったら

迅速に手当てを始めることが肝要です。体に異常を感じたら10分~20分以内に治療を始めてください。手当てを始めるのが早ければ早いほど、回復もすみやかです。正しい手当てをすれば2~3日後にはほとんど熱は治まり、他の急性症状も消えます。ただし咳、衰弱感、疲労は数日あるいは数週間残ることがあります。

 次亜塩素酸ナトリウムのスプレーでウイルスをシャットアウト

鼻がムズムズした時、喉に違和感や痛みを感じた時は、感染の兆しかもしれません。その時にはすぐに鼻と喉に次亜塩素酸ナトリウムをスプレーします。すると不思議と風邪をひかずに治まります。この液には物質が細菌やインフルエンザのウイルスを殺す作用があるからです。次亜塩素酸ナトリウムは殺菌力がありながら、人体には無害の優れた除菌剤です。

次亜塩素酸ナトリウムのスプレーはこのようなものが市販されています。

 

抗生物質は飲まない

抗生物質はウイルスには効きません。効果がないばかりか体にさまざまなダメージを与えます。風邪のほとんどはウイルス性です。抗生物質は細菌性には効く場合もありますが、ウイルス性には全く効きません。

 

換気をひんぱんに

部屋の空気はできるだけ新鮮であるように努めて下さい。ただし体に直接風が当たらないように注意します。

 

深呼吸をする

深く息を吸って、ゆっくりと20を数える間息をとめます。深く吐き出し10を数えます。この呼吸を10分間、2時間おきに、または、思い出すごとに繰り返してください。呼吸器官内に新鮮な空気を十分に入れ、老廃物を出して回復を促します。

 

うがいをする

喉が痛む場合には、熱めのお湯で10分間のうがいを2~4時間毎にすると効果があがります。

 

食事を控え目に摂る

(無糖、低脂肪食)

熱があって食欲が無いときには無理して食事を摂る必要はありません。むしろ消化器を休ませることが回復を早めます。またウイルスは、糖成分によって複製されるので砂糖、蜂蜜、甘みの強い果物は食べないようにしてください。

ハーブを利用する

グレープフルーツの種のエキスを摂る。これはインフルエンザに非常に良く作用しますエキスとカプセルタイプがあります。

天然の抗生物質であるゴールデンシールやポーダルコを飲む。ゴールデンシールは免疫力を高め、毒素の排出を促進します。ポーダルコもウイルス撃退に役立ちます。

チャコール(活性炭微粉末)を飲む

空腹時に、大さじ1杯のチャコール粉末をコップ1杯の水に溶いて飲んでください。 (錠剤やカプセルなら6錠) もし喉の痛みや口に漬瘍がある場合は、口の中で溶かすようにチャコールを含み、炎症を起こした部位に着くようにしてください。1日4回飲んでください。また、チャコールは有害物質の体外排除の役目も果たします。

チャコールについての情報はこちら

 

腸を空にする

最初の徴候を感じてからすぐに浣腸をすると、進行を防ぎます。症状が続く間、繰り返し6時間から12時間毎に浣腸を行ってください。(薬局で売っている浣腸器に、温湯、もしくはチャコールを溶かした温湯を1000ccぐらい入れます。)便中にある何兆もの細菌を排泄することによりインフルエンザや風邪の進行を抑止します。

 

すぐに足湯をする

暖かい部屋で42~43度のお湯の入ったバケツに足をくるぶしより少し上までつけ、体を毛布でくるみ、汗ばむまで続けてください。湯がさめないように、時々さし湯をします。そして、冷たい水を足にかけてからよくふいて終わります。

終了後は足を覆って冷やさないようにして下さい。足湯をした後、寝室など休憩室に移動し、コタツや布団の中で30分間暖かくして休みます。移動の際には素足で歩かないでください。冷たい床を少し歩くだけでも、咳のおさまりが1日以上遅れることがあります。夜は湯たんぽなどで足を温めるとさらに効果的です。

 

水治療法:温熱療法で体温を一時的に上げる

インフルエンザにかかると高熱が出るのは身体がウイルスと戦っているからです。ウイルスは熱に弱く体温が39度以上になると活動が停止します。高熱で体が弱る前に水治療法で人工的に体温を上げましょう。治療による発汗は毒素を体外に排出し、免疫力も強化します。

方法:入浴して湯温を少しずつ上げ我慢できるほどの熱さにします。汗ばんできたら必ず頭や顔に冷水で浸したタオルを当てること。口腔体温を測り、38~39.5度程度に上がるまで、浴槽に入っているようにします。水を時々飲むこと。終わりは水シャワーを30秒浴び体をよく拭いて、すぐに暖かい布団に入って30分ほど休んでください。休憩中も頭には冷たいタオル等を当てること。汗がひいたら、頭も含め全身にあたたかいシャワーを浴び、汗(および汗と共に排出された有害物質)を流してから着替えをしてください。

 

日光を浴びる

直接、あるいは窓越しでも効果があります。太陽光線は免疫機能を高め、その結果ウイルスは衰えます。

 

水を普段より多く飲む

普段は1.8リットル程度の水分摂取が目安ですが、3リットルを目標に飲むと、それだけで免疫力の一層の強化になります。

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症状に応じた手当て法
頭痛に

足湯をする。

ペパーミントのお茶を飲む。ペパーミントは頭痛を軽減し発汗を促してくれます。

胸、背中、脚の痛みに

汗をかくまでサーモフォーと呼ばれる電気温湿布や蒸しタオルなどを痛む箇所に当てます。湿布をはずしたら冷水摩擦をします。

また、横になった状態で胸あるいは背に温湿布をあてながら、同時に足湯をする方法もあります。

上記いずれの場合も、部屋を暖めておき、隙間風が入らないようにしてください。また、治療中は四肢を温かく保ち、終了後は30分間横になり休養します。

肩や背中のマッサージをすると、体全体が楽になるばかりでなく、免疫組織を活性化させます。

 

咳と喉の痛みに

(1)ハーブの利用

アカニレの樹皮(スリッパリーエルムバーク)粉末大さじ1杯を熱湯1リットルに入れ、ハチミツ半カ
ップを加えて混ぜます。これを容器に保存し、3~4時間おきに小さじ1杯ずつ飲むようにします。

(2)ヒートコンプレスを当てる

始めに冷たい湿布を当てますが、湿布はやがて体熱によって温かくなります。さらに、冷たさに反応して集まった血液によって湿布は温かさを保ち、温湿布を当てていると同様の効果が期待できます。

方法:縦5センチ横40センチのさらし布(薄手のてぬぐいを縦に4つ折りにした程度)を水でぬらし、絞ったあと喉にまき、適当な大きさのラップやビニールで冷水の部分を完全に覆うようにまいてください。仕上げに毛糸の襟巻きのような布で暖かく覆い、適当な所を安全ピンで止めてビニールがずれないようにします。それは、濡れた布から湿気が蒸発しないようにするためです。6~8時間経ったら、冷たいタオルでその部分を拭き最低1時間は乾燥させてから、次の湿布を用います。

 

熱が出たならば

解熱剤を使用しない。ウイルスは、体熱が38.5度~39度になると死滅します。もし解熱剤を用いて熱を下げれば、ウイルスを死滅させる機会を逃します。高熱が続くようなら濡れたシーツで体をくるむ、あるいは微温浴をする、または冷水に浸したタオルで体をそっとふくなどの方法が熱を下げるのに役立ちます。

 

鼻づまりに

ユーカリオイルを利用します。やかんに湯を沸騰させ、ユーカリオイルを数滴入れてその蒸気を鼻で吸ってください。

ユーカリオイルを鼻の周囲やマスクの内側に少し塗っておいても鼻づまりを改善し、細菌からも防御してくれます。胸に塗ってマッサージをすることも呼吸器の苦痛を緩和できます。

 

多量の発汗に対して

熱、又は足湯などで発汗量が増すので普段よりも水分をたくさん摂って下さい。発汗、下痢、熱や嘔吐によって電解質のバランスが失われます。果物や野菜ジュースにより電解質(ナトリウムやカリウムなど)を補給して下さい。ジュースなどが用意できず、また熱や嘔吐が長引く場合は、ビタミンC剤や亜鉛、ビタミンB群、ビタミンA剤を利用することも可能です。

寝巻きは、体に密着するものを選び、清潔を保ってください。寝巻きやシーツなどは毎日(発汗が激しい場合にはそれ以上頻繁に)取り替えてください。

 

 

 

 以上、ここに紹介された項目の内、自分に出来そうなことは、今日からでも始めてみましょう。全ての対処法を実行できなくても、常に最善を尽くしてインフルエンザから身を守りましょう。 尚、ご紹介した手当て法の詳細は、当日本健生協会発行の書籍「自然を生かした治療法」で紹介されています。

また、文中で言及したハーブ類の入手をご希望の方はこちらへ→ order@kempo-j.com

参考資料:ユーチパインズ http://www.ucheepines.org/

J.H. Kellogg, M.D., Formulas

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インフルエンザ―世界が模索するソリューション

                                      ( トータルヘルス57号 巻頭言より 2009 10月発行)

 新型インフルエンザは治まりを見せない様相だ。対応策としての抗生物質「タミフル」にもすでに耐性菌が出た。世界初の抗生物質、ペニシリンは過去半世紀間多大な貢献をしてきたが、抗生物質に慣れ親しんだ細菌たちはどんどん抵抗力を増し耐性菌となっている。代表格であるMRSAは、今やどんな抗生物質も効かず、これによって多くの死者が出ている。今後、新薬が出ても必ずや耐性菌が出てくるとすれば、人類は病原体に対してどのような武装をすれば良いのだろうか?

 人類史上、インフルエンザで最も多くの死者を出したのは1918年のスペイン風邪だ。感染者は世界で6億人、死者は5000万人に及んだ。この数は当時の世界人口(18~20億人)の約3割をも占め、わが国でも48万人の命が奪われた。この大流行の恐ろしさに誰もが身を震わせていた時に、世界で1か所だけ、これによる犠牲者が全く出なかったスポットがあった。それはどこか?それは何故か?世界は注目した。そこは、米国ミンガン州にあるセブンスデー・アドベンチスト(注)の自然医療機関「バトルクリーク」であった。ドクター・ケロッグが率いるそこの職員たちと療養者はこのウィルスに全く感染することなく、また感染者がこの療養所に駆け込むと必ずや回復していたからだ。そこでの治療法の基本は健康的なライフスタイルの徹底実践、それに水治療法、食餌療法と医療技術を組み合わせて用いていた。この治療法はスペイン風邪に対してばかりでなく、その他の疾患に対しても目を見張るばかりの成果をあげた。やってくる患者の多くは医者に匙を投げられたケースであったが、驚いたことに大部分がその療養所で回復していったのである。1200床のこの病院は常に満員だったという。

 前述のMRSAに対しては本誌読者である一婦人も驚くべき体験をしている。ある青年が院内でMRSAに感染し高熱と衰弱で命の危機に陥った。知人から依頼を受けたその婦人は、彼の主治医の許可を得、その青年に足湯と喉へのチャコール(活性炭)湿布を施し続けた。7日目に患者は喉から黒い血塊を吐き、それ以降、病状は沈静化した。医師達は驚いた。打つ手に窮し事態の悪化を眺めるだけにすぎなかった時に、素人の単純な手当てですっかり治ってしまったからだ。

バトルクリークでの著しい成果、そしてこの婦人の経験は、世界が模索している感冒対策に大きな示唆を与えないであろうか?

 

参考図書:「トータルヘルス」誌別冊 症状改善例集 5号

「自然を生かした治療法」(日本健生協会発行)

 

 

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