旬の野菜や果物にはどんなパワーが隠れている?
スーパーフーズ・ブロッコリーの驚くべきパワー
★ ガンのために療養されている方!
是非ともブロッコリーをジュースに加えて下さい!★
抗ガン効果
ブロッコリーは、米国国立ガン研究所が1990年代に発表した「ガンの予防効果が期待できる食べ物」リストの上位にランクされています。また、アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のポール・タラレー教授は、プロッコリーが豊富に含むスルフォラファンには、ガンの増殖を抑える効果があることを発見しました。新芽には、成熟したブロッコリーの20~30倍のスルフォラフォンが含まれています。これがアメリカのみならず世界的にブロッコリーが注目を浴びるきっかけになりました。
デトックス効果
ブロッコリーにあるスルフォラファンは、体内に潜在的に存在する解毒酵素を活性化し、肝臓の解毒力を高め、肝機能の向上に寄与するという研究結果があります。
免疫力増強
人間の腸上皮は200~400平方メートルの面積をもち、食事から摂取した栄養素などを通過させる役目を果たしています。食物と一緒に体の敵が侵入しないように、この上皮には特別な白血球が存在しています。その白血球が活発に働けるように必要な物質、インドールはブロッコリーなどのアブラナ科の野菜に豊富に含まれています。
軟骨ダメージ抑制効果
まだ動物実験の段階ですが、変形性関節症による軟骨のダメージを抑える効果もブロッコリーに含まれていることが証明されました。
抗酸化作用
スルフォラファンには、老化や細胞の病変につながる活性酸素を不活性化する作用があります。それだけではなく、スルフォラファンはDNAを酸化物質に対して強くすることもできます。喫煙によってDNAが傷つきますが、スルフォラファンを含むブロッコリーなどを食べた人は、食べなかった人と比較して、タバコによる遺伝子損傷は30%少なかったという研究があります。
スルフォラファンの抗酸化作用は、通常の野菜に含まれるビタミンCやビタミンEなどの代表的な抗酸化物質とは異なり、体内で長時間作用し続けるという特長があります。
ビタミン含有量はダントツ!&体内で効果持続
●ブロッコリーと他のサラダ野菜のビタミン比較
ブロッコリーのビタミンC含有率は第1位で、キャベツ(含有率2位の野菜、以下同様)より約30%多く含んでいます。同様にビタミンB2をキャベツ(2位)の3倍、ビタミンEをトマト〈2位〉の約2倍、カロチンをトマト〈2位〉より約40%多く含んでいます。また、ビタミンCは通常、摂取後数時間でその効果を失うのに対し、スルフォラファンの効果は約3日間持続します。
●ブロッコリースプラウト(新芽)はさらに栄養豊か
ブロッコリースプラウトはブロッコリーよりも、多くの栄養を含んでいます。例えばビタミンCは約11%多く、ビタミンB1は約17%多く、ビタミンEは約2.2倍、カロチンは2.5倍も含んでいます。ブロッコリーのスプラウトは、細胞が若いため、生で食べても消化しやすく、栄養の吸収が容易です。
食物繊維が豊富
アブラナ科の野菜のうち、ブロッコリーは芽キャベツに次いで食物繊維を多く含んでいます。食物繊維には、便秘予防効果の他に、腸内の発ガン物質を吸着し、排出する効果があります。従って、便が含む発ガン物質と大腸内壁の接触時間短縮の効果を発揮し、この点でも抗ガン食品です。
新陳代謝を高める
グルタチオンという物質は、抗酸化物質の一つですが、ブロッコリーに含まれるスルフォラファンが体内に摂り込まれると、グルタチオンの生成を促す作用をします。その結果、細胞分裂が活性化され、新陳代謝が高まります。
ピロリ菌
スルフォラファンには胃ガンの原因の一つといわれているピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)の殺菌効果があることが報告されています。上述のポール・タラレー教授の研究グループの一人であるジェド・ファヒー氏の研究によると、胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍の患者から摂取した48株のピロリ菌全てに対して、スルフォラファンは殺菌、活動抑制効果を現わし、抗生物質への耐性を持った菌株に対しても、スルフォラファンは殺菌効果を現わしました。 また、筑波大学の谷中博士による臨床試験によって、スルフォラファンを多く含む発芽3日目のブロッコリースプラウトを2ヶ月食べ続けたピロリ菌感染者で菌の減少が確認されています。
その他
スルフォラファンには皮膚や眼への紫外線によるダメージを防御する効果や、肝臓ガン、高血圧、心臓病の予防などに効果があることも報告されています。
効果的な食べ方
ブロッコリー特にそのスプラウトは、なんとも頼もしく力のあるお野菜ですね! 天然の薬の宝庫のようです。健康増進を望んでいる方は、ぜひともたくさん食べて下さい。ここに、より多くの効果が期待できる調理法をご紹介します。
- 生の時点で細胞をつぶす
抗ガン作用があるスルフォラファンは、ブロッコリーの細胞が生の状態でつぶされたときに出来る物質です。噛むこと、切ること、またミキサーなどにかけることによって、ブロッコリーの細胞内にある二つの物質が混じることによってのみ、スルフォラファンという物質が産生されます。従って、生で食べることが出来れば一番その良さを手に入れることが出来ます。
- ゆでるよりも蒸す
加熱したブロッコリーからも調理法によってより多くの効能を得ることが出来ます。ゆでるよりも蒸して下さい。栄養が水に流れ出ないですみます。また、蒸す前に、小さ目に切ってしばらく置くと、スルフォラファンがたくさん産生されます。その後であれば、加熱してもスルフォラファンは壊れません。スープなどを作る場合でも、生の状態でミキサーにかけ、しばらくおいてから火を通すと良いでしょう。
ガンのために療養されている方、ジュース療法をしておられる方、ぜひとも効果あるブロッコリーや、ブロッコリーのスプラウトをジュースに加えて毎日摂って下さい。
出典:http://nutritionfacts.org/2012/04/12/the-best-detox/
http://nutritionfacts.org/video/the-broccoli-receptor-our-first-line-of-defense-2/