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ハーブの利用

ハーブには多様な作用をするものがあり、利用法も多岐にわたるものがあります。

ここでは主に適用するカテゴリーに分類してあります。
詳細については各ハーブ名をクリックしてください。

 

>血液浄化と免疫力増強に >ガンの治療に
>色々な痛みに >睡眠障害、うつ、統合失調症、躁病に
>循環器系疾患に >アレルギー疾患に
>目の疾患全般に >消化の問題に
>肝機能の改善に >主に女性の疾患に
>主に男性の疾患に >皮膚の病気に
>秘尿器系の問題に >喉などの炎症に
>関節炎に >その他
 

参考資料;
米国自然療法機関ユーチパインズ資料
ハーブサプリバイブル(アール・ミンデル著 出版:ネコパプリッシング)
TODAY‘S HARBAL HEALTH (Louise Tenney,M.H.著)

血液浄化と免疫力増強に

ゴールデンシール

用途多様な天然の抗生物質

主な作用

「天然の抗生物質」 と呼ばれ、体の抵抗力を強める作用があります。血液の浄化、粘膜の弱い方、感染を繰り返す人が利用しています。特に、血液浄化の作用が顕著です。
抗生物質が開発される前、この植物は淋病や梅毒の治療薬に使用されていました。現在は風邪やインフルエンザ、粘膜の炎症による充血などを治療する時に使います。緩下剤にもなり、痔の不快感を癒す効果もあります。女性が経験する諸問題にも有効で、ビデとして使用するとカンジタ膣炎の症状を癒します。肌にゴールデンシールのハーブ・ティーを塗ると湿疹、白癬(いんきんたむし、水虫など)などの皮膚炎に効果があります。消毒液として、あるいはマウスウォッシュとして使用することもでき、歯肉炎や口内炎を治します。

主な摘要

抗炎症作用があるため、荒れた粘膜を癒す
風邪やインフルエンザの症状軽減
消化不良や便秘を解消する、発疹などの皮膚炎に効く
粘膜の諸疾病, 免疫力増強 肝臓の強壮効果、消化不良 便秘に
月経前症候群あるいは生理時の多量出血、風邪,高熱,消化器疾患
感染性下痢に対する抗力を高める
痰及び消化器又は呼吸器感染, 更年期障害症状の軽減
口内洗浄剤として使用すれば歯肉炎を予防することができる
外用:糖尿病性壊疽の治療に利用できる

利用法

乾燥して刻んだもの大さじ2~3杯を600~800ccの沸騰したお湯に入れ、5分間煎じます。火を止めてから5分間蒸らします。粉末状の場合は小さじ1杯を1/2カップのお湯に入れ5分間蒸らします。5分間煎じればさらに成分が出ます。この侵出液を朝食前と就寝前に飲みます。
カプセルタイプの用法はボトルに記載されている指示に従って下さい。

注意:低血糖症の方と妊婦の方にはあまり勧められません。

参考資料
ハーブバイブル(アール・ミンデル著 ネコパブリッシング発行)
TODAY’S HARBALHEALTH (Louise Tenny著)
米国の自然療法機関ユーチパインズ資料

エキネシア

副作用のない天然の抗生物質

主な作用

天然の抗生物質と言われ、風邪、インフルエンザなど、感染症によく作用します。腎臓及び泌尿器感染などの急性の感染, 免疫力増強にも利用できます。北米の先住民は、エキネシアをヘビに噛まれた傷に塗ったり、荒れた喉や歯痛に根の部分を使いました。近年、この植物には人間の免疫機能を高める作用があることが分かり、米国で特に注目されています。様々な実験結果から、工キネシアは健康な紺織と病原菌の間の境目を崩してしまうヒアルロニダーゼという酵素の形成を妨げることが分かりました。つまり、エキネシアはウィルスなどの侵入者から体を守ってくれるのです。1972年のJournal of Medical Chemistryによると、マウスを用いた動物実験で、エキネシアの抽出液は腫瘍の拡大を止めたのです。化学療法を受けている患者の免疫機能を回復させる効果も認められています。ヨーロッパで行われた研究によると、エキネシアは風邪やインフルエンザの悪化を防ぎ、回復を早めることも分かっています。カンジタという菌による度膚炎の治療にも効果が認められており、抗真菌クリームとエキネシア抽出液を併用した方が、抗真菌クリーム単独で治療するよりも再発率が低いのです。そのほか、乾癖や湿疹の治療にも用いられています。症状により、回数や服用量を2~3倍に増やしても問題はありません。

活性成分

エキネシアに含まれる多糖類は、実験において創傷治癒を促進させた。エキネシアに含まれる「イヌリン」は好中球、単球などの走化性、免疫複合体の処理能力、ウイルス・細菌の中和能を高める。エキネシアに含まれる他の多糖類にも免疫不活作用がある。これらの多糖類はTリンパ球の細胞膜にある受容体と結合し、インターフェロン(風邪やインフルエンザなどのウイルス感染に抵抗する因子)、リンフォカインの生産を高める。この結果、マクロファージの貪食能、抗体結合能、NK(ナチュラル・キラー細胞)活性、循環好中球数などが増加する。

適用

・ 天然の抗生物質としてあらゆる感染予防
・ 口内炎  風邪・喉の痛み
・ クローン病 歯肉炎(歯周病)
・ 免疫機能の低下 インフルエンザ
・ 再発性中耳炎  カンジダ感染症
・ 外用:うがい、喉のただれ、洗浄、 感染した傷,おでき,

エキネシアの副作用

経口で摂取する場合は、基本的に無害である。全身性エリテマトーデスなどの自己免疫疾患、結核や多発性硬化症などの重篤な病気の場合は、医師に相談することなく服用してはいけない。ヒナギク科の植物にアレルギーのある人は、エキナシアを服用する場合注意しなくてはいけない。妊娠中や授乳中の禁忌は知られていない。

利用法

粉末タイプ(乾燥したものを粉末にしたもの)のエキネシアを小さじ1~2杯、カップ2杯の水にに入れ、ゆっくりと10~15分間沸騰させます。このお茶を2~3回に分けて、毎日お飲みください。

参考資料
ハーブバイブル(アール・ミンデル著 ネコパブリッシング発行)
TODAY’S HARBALHEALTH (Louise Tenny著)
米国の自然療法機関ユーチパインズ資料

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ニンニク

天然の抗生物質、血液浄化作用、感染症、ガン他に有効

 

古代から利用されていた

ニンニクは古代から利用され、エジプトでピラミッド建設中には、体力と持久力増強のために労働者にニンニクを与えていました。ヒポクラテスは子宮ガンの治療に、アメリカ先住民は腹部のガンの治療に、ヨーロッパ人は疫病が流行している間ニンニクで免疫力を強くしました。伝統的にニンニクは、風邪、咳、歯痛、耳痛、下痢、感染症、動脈硬化症、頭痛、ふけ、腫瘍、寄生虫、高血圧症の治療などに用いられてきました。

天然の抗生物質

ニンニクは天然の抗生物質です。ニンニクは抗生物質に耐性を持つバクテリアに対して効力を発揮します。またリンパ系を刺激して毒素を排泄するのを助けます。通常の抗生物質は腸内の有効菌を殺しますが、ニンニクはそうではありません。それどころか細胞の成長と活動を刺激するため、身体の機能全体を活性化します。また、ニンニクは血管を開き、高血圧を改善します。

感染症に威力を発揮

ルイ・パスツールはニンニクが抗菌性を持っていることを発見し、アルバート・シュバイツアーはアフリカで、アメーバ赤痢の治療に、また感染症を防ぐ消毒作用としてニンニクを用いました。近年では、ニンニクにはバクテリアの増殖抑制作用があることが知られています。その他、ウイルス、寄生虫、かび、カンジダなど、さまざまな感染症のために戦力を発揮します。
また、ニンニクは心循環器疾患のリスクを軽減します。また、コレステロールと中性脂肪の値を低くし、血圧を下げ、免疫力を向上させ、その上、血液の凝固作用を弱めることが解明されています。ニンニクはたった1片かその半分程度、あるいはそれに相当する量のカプセルやエキスの量でも、毎日摂取するならば、総血清コレステロールの値を約9%低くできることが解明されました。ドイツの研究者たちはニンニクの抗凝血力を発見しました。また、末梢動脈閉塞性疾患や血栓で苦しんでいる人がニンニクによって救われるという研究もあります。

ガンを予防・治療

ニンニクは、ガンを引き起こすニトロサミンという物質が活性化するのを抑える力を持っています。55歳から69歳までの女性41,837人に対して食習慣のアンケートをとり、5年間に渡って彼女たちの健康状態をチェックしました。その結果、ニンニクを多く食べていた女性は大腸ガンになる率が低くなっていました。米国立ガン研究所は胃ガンになるリスクを下げるために、タマネギ、ニラ、ニンニクなどのネギ科の野菜をもっと食事に加えるようアドバイスしています。1,695人(その約1/3が胃ガンの患者)を対象にしたある研究では、ニンニクがある種のガン細胞に対して毒性があるのでガン細胞を殺すこともあり、またはニンニクが免疫系に働きかけると、免疫系はガン細胞をすばやく発見してガン細胞を壊滅するということが分かりました。

エリック・ブロック博士は、ニンニクは毒素から肝臓を守り、放射線の毒からも細胞を守ってくれると述べています。ニンニクはまさに、食べる万能薬、食べる抗ガン剤、食べる抗生物質、食べる解毒剤とも言えます。このすばらしいスーパー野菜であるニンニクを毎日たくさん食べて下さい。

作用

強壮作用、変質作用、抗生物質様作用、抗凝血作用、抗真菌作用、抗ガン作用、消毒作用、抗けいれん作用、血液浄化作用、発汗作用、消化作用、去痰作用、解熱作用、刺激作用、傷を癒す作用

主な成分

カルシウム、鉄分、マグネシウム、マンガン、リン、カリウム、セレン、ナトリウム、イオウ、ビタミンA、ビタミンB複合体、ビタミンC

主な適用

喘息、高血圧、血液の汚れ、水虫、気管支炎、ガン、カンジダ症、血行不良、風邪、大腸炎、咳、伝染病、中耳炎、発熱、流感、カビ、胃疾患、心臓病、消化不良、感染症、肝臓疾患、肺疾患、寄生虫、敗血症、呼吸困難、ブドウ球菌、連鎖球菌による感染症

二次適用

にきび、アレルギー、リウマチ熱、糖尿病、下痢、水腫、気腫、胆嚢炎、低血糖症、不眠症、腎臓炎、肺炎、関節リウマチ、蓄膿症、潰瘍、いぼ、寄生虫

参考資料
ハーブバイブル(アール・ミンデル著 ネコパブリッシング発行)
TODAY’S HARBALHEALTH (Louise Tenny著)
米国の自然療法機関ユーチパインズ資料

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グレープフルーツの種

免疫強化、抗ウイルス性強化、解毒作用

作用

グレープフルーツの種子には、ヘスペリジン等の免疫機能を強化し、抗ウィルス性を高めるバイオフラボノイドが多量に含まれています。また、解毒作用があります。慢性疲労の治療にも用いられ、アメリカ栄養療法の世界では、カンジダ治癒の目的でアシドフィルスのような善玉菌サプリメントと共に用いる事が多いようです。

参考資料
ハーブバイブル(アール・ミンデル著 ネコパブリッシング発行)
TODAY’S HARBALHEALTH (Louise Tenny著)
米国の自然療法機関ユーチパインズ資料

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ガンの治療に

チャパラル

ガン、またアトピー性皮膚炎他、皮膚病一般

 

主な作用

アトピー性皮膚炎、しみ、にきび、ほくろ、湿疹その他の皮膚病一般に利用されます。ストレスや緊張などの緩和にも利用できます。化学物質や重金属の毒素も体外に排泄する作用があり、また、NDGAという抗ガン成分が含まれ、天然の抗がん剤としても利用されています。

その他の作用

感染症と戦う
寄生虫による感染症を予防する
余分な水分を排出する
腫瘍の成長を妨げる炎症を抑える
下痢を止める
(フリーラジカルの形成を防ぎ、老化を防止する)

利用法

乾燥して刻んだチャパラル大さじ2杯を600~800ccの沸騰したお湯に入れ、5分間煎じます。火を止めてから5分間蒸らします。粉末状のものは小さじ1杯を1/2カップのお湯に入れ5分間蒸らします。この侵出液を朝食前と就寝前に飲みます。患部に塗布する場合も同様。入浴の場合は、家庭用の風呂なら600ccの湯に茶葉を半カップ程度いれて、同様に浸出液を作るとよい。または、一握りの葉を蒸して、布袋に入れて、患部に塗布するのもよいです。

参考資料
ハーブバイブル(アール・ミンデル著 ネコパブリッシング発行)
TODAY’S HARBALHEALTH (Louise Tenny著)
米国の自然療法機関ユーチパインズ資料

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ポーダルコ(紫イペ)

万能ハーブでガンにも利用

 

主な作用

ポーダルコの樹木は背が高く、硬い木部と深い根を持っているので強い嵐にも倒されないで成長します。身体を強くし、また化学療法よって被る副作用を防ぐことにも役立つので、多くの人によって他の医薬品と一緒に使われてきました。医薬品との組み合わせによって生じる問題などは一切ないようです。かえってある種の医薬品による副作用を中和するために使われることもあるようです。肝臓病のための薬は、その毒性によって肝臓にダメージを与えると考えられていますが、そうした場合の損傷も、このハーブによって軽減されると考えられています。

体質改善作用

ポーダルコは強力な体質改善作用と造血作用があります。また、ポーダルコには血液中のヘモグロビンと赤血球を増やす能力があり、病気への抵抗力を強めます。その他、身体に栄養を吸収する事にも、老廃物を排泄する作用においても促進作用があることが知られています。ポーダルコはどんな疾患の患者に対しても使用できるために、「万能ハーブ」とも言われています。

腫瘍の増殖を抑制する

ポーダルコの中には腫瘍を抑止したり縮小する特性があることが証明されています。これまで多くのガン患者が、放射線療法や薬物療法を受けながらも、このハーブを服用して益を受けています。ポーダルコの優れた点は、正常な細胞が増殖していても、腫瘍の成長を抑止させることができるという特性があることです。このハーブは免疫系を強化するのに有効で、ガン、白血病、腫瘍、血液疾患などの治療に役立ちます。その他、関節炎の痛み、糖尿病、カンジダ症、ヘルペス、肝不全、低血糖症、それに栄養の吸収不良の治療にも使われています。

抗ウィルス、抗菌作用

ポーダルコは、抗菌及び抗ウイルスの特性を持っています。ポーダルコの中には抗生物質であるキシロイディンが発見されました。これは抗腫瘍効果があり、赤痢、結核、炭疽病の原因物質を抑制するときに役立ちます。

主な適用

エイズ/HIV、血液の汚濁、ガン、カンジダ症、糖尿病、湿疹、ヘルペス、ホジキン病 免疫系疾患、白血病、肝臓疾患、疼痛、前立腺疾患、リウマチ、毒血症

二次適用

アレルギー、貧血症、関節炎、ぜんそく、気管支炎、血行不良、大腸炎、便秘、下痢、発熱、胃炎、脳内出血、感染症、腸疾患、肺疾患、ループス(狼瘡)、腎炎、乾癬、皮膚病、潰瘍、排尿障害、性病

使用法

茶葉状のポーダルコ大さじ山盛り2杯を600~800ccの沸騰したお湯に入れ、5分間煎じます。火を止めてから5分間蒸らし、濾します。これを1日数回に分けて空腹時に飲みます。

参考資料
ハーブバイブル(アール・ミンデル著 ネコパブリッシング発行)
TODAY’S HARBALHEALTH (Louise Tenny著)
米国の自然療法機関ユーチパインズ資料

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キャッツクロウ  ガン、リウマチ、関節炎、関節痛など

 

主な作用

キャッツクロウはペルーアンデス山脈の東斜面、アマゾン川源流地帯の熱帯雨林に自生する蔓性の潅木です。何百年も前からここに住む原住民はこの樹皮を煎じて、ガン、リウマチ、関節炎、神経痛などの炎症性疾患の治療に用いてきました。キャッツクロウは免疫力を強め、鎮痛作用、自然治癒力増強作用があるので、原住民たちは体の調子が悪ければキャッツクロウを飲むという習慣が、ペルーの人々の間にずっと受け継がれてきました。 1970年代に入りオーストリアやイタリア、ドイツ、アメリカ、そしてペルーの科学者らによってその成分が分析研究され、これらの効能に間違いないことが次々と実証されました。

主な摘要

ガン、リウマチ、関節炎、腰痛、関節痛、偏頭痛など

注意

特に副作用は認められていませんが、現在医薬品を飲まれている方は、医師・薬剤師に飲み合わせについてお尋ねください。
妊娠中の方のご使用はお控えください。

利用法

カップ3杯の熱湯に大さじ3杯の茶葉を入れ10分間弱火で沸騰させ、5分間蒸らしてからお飲みください。出来上がった量を1日数回に分けて飲みます。

参考資料
ハーブバイブル(アール・ミンデル著 ネコパブリッシング発行)
TODAY’S HARBALHEALTH (Louise Tenny著)
米国の自然療法機関ユーチパインズ資料

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シープソーレル

ガンの治療に利用

主な作用

このハーブは、何世紀もの間ヨーロッパとアジアでは民間療法としてガンのために用いられてきました。シープ・ソーレルは、腫瘍を破壊しガンの進行を抑止します。その他の慢性疾患の進行も弱める作用があると言われています。また熱が出た場合、熱を下げる作用もあります。利尿作用があるので、腎臓疾患や心臓疾患にも用いられます。その他、消化促進、殺菌作用、胃の出血と黄疸症状を軽減する作用があります。下剤としても用いられます。アストリンゼンにより収斂作用があります。

成分

シープ・ソーレルにはビタミンA、B複合体、C、D、KとEが多く含まれています。その他、カルシウム、鉄、シリコン、マグネシウム、硫黄、亜鉛、マンガン、ヨウ素、銅、βカロチン、葉緑素、カリウム、シュウ酸、などが豊富です。

利用法

カップ4杯の熱湯に乾燥して刻んだシープ・ソーレル大さじ2杯を入れ、5分間弱火で沸騰させ、5分間蒸らし茶漉しで濾します。その浸出液を1日数回に分けて飲みます。尚、この分量は標準です。個々に指導を受けた場合は、それに従って分量を加減下さい。

参考資料
ハーブバイブル(アール・ミンデル著 ネコパブリッシング発行)
TODAY’S HARBALHEALTH (Louise Tenny著)
米国の自然療法機関ユーチパインズ資料

ブルーバイオレット

抗がん作用、循環系及び免疫系の強化、その他

多様な利用法があります

服用することで

循環系及び免疫システムの強化、 せき、慢性皮膚疾患, 肺及び消化器疾患 もろい毛細血管の強化、泌尿器系疾患、静脈瘤潰瘍に利用されます。抗ガン作用があり、他の抗ガンハーブと共に用いられます。

うがい水として

口や喉の感染の時に利用します。

洗浄液として

皮膚の吹き出物,湿疹,皮膚の傷,潰瘍,膿瘍, おむつかぶれ,虫さされに利用します。

湿布剤として

静脈瘤潰瘍に利用します。

使用法

乾燥して刻んだもの大さじ2杯を600~800ccの沸騰したお湯に入れ、5分間煎じます。火を止めてから5分間蒸らし、濾します。これを1日数回に分けて空腹時に飲みます。洗浄、湿布に使う場合も作り方は同様です。

参考資料
ハーブバイブル(アール・ミンデル著 ネコパブリッシング発行)
TODAY’S HARBALHEALTH (Louise Tenny著)
米国の自然療法機関ユーチパインズ資料

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アストラガルス

ガン、糖尿病、心臓病、高血圧症

 

主な作用

アストラガルスは、糖尿病、心臓病、高血圧症などの治療に使われています。アストラガルスは免疫機能を高め、人間の自然治癒力を高める効果があると期待されています。また、この植物はガン細胞が健康な組織細胞へと広がるのを食い止める作用があるようだという研究があります。ヒューストンにあるテキサス大学のG・マーヴライト博士は、この植物の抽出物が、低下したガン患者の免疫機能の回復を助けたと報告しています。一部のハーバリストは、化学療法や放射線治療を受けている患者に定期的にアストラガルスを処方します。利尿作用もあります。

その他の摘要

病気に対する抵抗力を高める。軽い興奮作用がある。体内から余分な水分を排出することによって心臓へ負担を軽減し、血圧を下げる。ガン患者の免疫機能を回復する。この万能薬の研究は今も続けられています。

利用法

カップ4杯の熱湯に乾燥し茶状にしたもの大さじ2杯を入れ5分間弱火で沸騰させ、5分間蒸らし、茶漉しで濾します。その浸出液を1日数回に分けて飲みます。この分量は標準です。個々に指導を受けた場合は、それに従って分量を加減下さい。

注意

化学療法を行っている場合は、アストラガルス及びその他の薬品を使用する前に医師に相談してください。

参考資料
ハーブバイブル(アール・ミンデル著 ネコパブリッシング発行)
TODAY’S HARBALHEALTH (Louise Tenny著)
米国の自然療法機関ユーチパインズ資料

レッドクローバー  抗がん作用、結膜炎、子宮筋腫その他
主な作用

抗がん作用があります。また百日咳、湿疹、水腫、呼吸器系の感染、乾癬、腫瘍の抑止にも利用されます。結膜炎の眼の洗浄、膣のかゆみに灌注、関節痛及び痛風に湿布の利用もされます。

利用法

カップ4杯の水に茶葉状にしたレッドクローバー大さじ3杯を入れ、5分間沸騰させ、5分間蒸らします。このお茶を毎日カップ4杯ずつ飲みます。この液を洗浄、灌注、湿布にも使用します。

参考資料
ハーブバイブル(アール・ミンデル著 ネコパブリッシング発行)
TODAY’S HARBALHEALTH (Louise Tenny著)
米国の自然療法機関ユーチパインズ資料

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色々な痛みに

フィーバーフュー

偏頭痛を和らげる作用その他がある

 

主な作用

精神を安定させるセロトニン分泌を促します。偏頭痛を和らげる作用があります。疲れやストレスから生じる緊張感の緩和に、その他生理不順、風邪、発熱、リウマチ性の炎症に利用されます。
1985年に、英国のLancetという医学雑誌に掲載された報告によると、フィーバーフューの抽出液は、血小板からセロトニン、白血球からプロスタグランジンという2種類の抗炎症物質の放出を促していたのです。これによって偏頭痛や、それだけではなく、リウマチ性関節炎の発症をも予防するのです。ハーバリストの間では何世紀も前から常識とされていたことが、1988年にやっと医学界でも認められたのです。それはつまり、フィーバーフューは偏頭痛を予防、あるいは軽くすることができる、ということです。

適用

偏頭痛(頭痛が起こる回数が減る、吐き気など、偏頭痛のその他の症状にも効く)

アドバイス

偏頭痛に使用する場合、症状が回復するまでに時間がかかることがあります。辛抱強く続けてください。実際に80%の方に症状の改善が見られたという報告があります。

注意

フィーバーフューを内服した人の中には、口内炎ができた方もいます。この場合は使用を中止してください。

利用法

乾燥して刻んだフィーバーフュー大さじ3杯をカップ4杯の水に入れ、5分間沸騰させ、5分間蒸らします。このお茶を毎日カップ4杯ずつ飲みます。この液は洗浄、灌注、湿布にも使用できます。

参考資料
ハーブバイブル(アール・ミンデル著 ネコパブリッシング発行)
TODAY’S HARBALHEALTH (Louise Tenny著)
米国の自然療法機関ユーチパインズ資料

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ホワイトウイロウバーク(白柳の樹皮)

鎮痛作用。頭痛、神経痛、腰痛、ガンの痛みなどあらゆる痛みに

 

主な作用

自然の抑うつ剤として有名で、アメリカ・ヨーロッパでは、数百万の人に薬代わりに用いられています。

このハーブは昔から鎮静剤としてうつ病や不眠症の治療に利用されてきました。実際、最近の研究によって精神障害に効果が認められており、他の向精神薬とは違って、副作用が報告されていません。筋肉を弛緩させる作用があるので、生理痛を和らげ、また去痰薬にもなります。ヨーロッパでは胃潰瘍など消化器系疾患の治療にも用いられているほか、消毒作用や鎮痛作用があるため、外用薬として切り傷や火傷にも効きます。ウイルス感染を防止する作用もあり、最近の研究ではエイズの治療にも効果があることがわかっています。

利用法

■茶葉状のものは大さじ2~3杯を600~800ccの沸騰したお湯に入れ、5分間煎じます。火を止めてから5分間蒸らします。粉末状は小さじ1杯を1/2カップのお湯に入れ5分間蒸らします。この侵出液を朝食前と就寝前に飲みます。
■カプセルタイプ:ボトルに表示されている用量に従って下さい。
■エキスタイプ:1日2~3回、良く振ってから少量の水に1ml(15滴)入れて摂取して下さい。

注意事項

妊娠中の方、授乳中の方、お子様は避けてください。抗鬱剤と併用する場合は医師にご相談下さい。尚、聖ヨハネ草には経口避妊薬(ピル)、抗HIV(エイズウイルス)薬、免疫抑制薬、心臓病治療薬、気管支拡張薬などの医薬品の効き目を落とす恐れがありますので、これらの医薬品との併用はお避け下さい。皮膚が過敏になるため、利用している期間には、長時間の日光浴は控える必要があります。

参考資料
ハーブバイブル(アール・ミンデル著 ネコパブリッシング発行)
TODAY’S HARBALHEALTH (Louise Tenny著)
米国の自然療法機関ユーチパインズ資料

ブルーバーベイン

神経系疾患、痛みの軽減その他用途が多様

 

主な作用

ブルーバーベインは何千年もの昔から使われ、中国ではマラリヤ、赤痢、鬱血、伝染病(ペスト)の治療などに使われました。アメリカ先住民は婦人科系疾患および精神不安定の状態を緩和する天然の精神安定剤として使用しました。ドイツでの最近の研究は、このハーブは、「神経系の治療のため、そして痛みを軽減するための治療剤として適する」と報告しています。
その他、鎮痛、呼吸器の炎症を和らげ、咳を静めるなどの特性が解明されています。これはまた、特に風邪の時、咳や鼻水を抑える効果があります。あるハーブの専門家は脾臓と肝臓障害のあらゆるタイプの治療のために、ブルーバーベインを使うことを勧めています。ブルーバーベインはまた血行不良、月経困難、消化不良を改善するために用いられています。

主な適用

ぜんそく、気管支炎、血行不良、感冒、結腸の疾患、鬱血、けいれん、咳、発熱、インフルエンザ、胃疾患、消化不良、不眠症、肝臓疾患、肺の鬱血、精神不安定、肺炎、発汗、胃のむかつき、のどの炎症、子宮疾患、寄生虫病

二次適用

てんかん、カタル、便秘、下痢、赤痢、耳痛、胆炎、マラリヤ、月経症状、過剰鼻水、疼痛、皮膚病、痛み、脾臓の疾患

使用法

乾燥して刻んだブルーバーベイン大さじ2杯をカップ4杯の水に入れ、5分間沸騰させ、5分間蒸らします。このお茶を毎日カップ4杯ずつ飲んでください。また、ティポットに小さじ1杯の茶葉を入れ、熱湯を注ぐだけでも飲めます。

参考資料
ハーブバイブル(アール・ミンデル著 ネコパブリッシング発行)
TODAY’S HARBALHEALTH (Louise Tenny著)
米国の自然療法機関ユーチパインズ資料

コンフリー

打ち身、捻挫、骨の痛み、傷、潰瘍、荒れた皮膚の改善

主な作用

昔の人々は、傷の薬にコンフリーを使っていました。コンフリーは、皮膚の傷を速やかに回復する作用があります。また、荒れた皮膚や潰瘍を癒す作用に優れています。現代では市販の軟膏にも配合されるようになりました。浸出液を皮膚のただれや湿疹に、また傷めた腱や靭帯に湿布しても効果的です。服用はしないでください。

アドバイス

市販されている塗り薬には、授乳によってただれた乳首に塗ることを勧めていますが、乳幼児がコンフリーを口にすることは危険ですので、避けたほうが良いでしょう。

利用法

乾燥して刻んだコンフリー大さじ1杯を400ccの沸騰したお湯に入れ、5分間煎じ、火を止めてから5分置きます。こうして出来た浸出液を皮膚につけるか、ガーゼを液に浸して湿布をしてください。
朝夕取り替えます。軟膏あるいは抽出液を、虫刺されや擦り傷など、皮膚の荒れたところに塗ります。

参考資料
ハーブバイブル(アール・ミンデル著 ネコパブリッシング発行)
TODAY’S HARBALHEALTH (Louise Tenny著)
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睡眠障害、うつ、統合失調症、躁病に

バレリアン

天然の精神安定剤。不眠、偏頭痛に利用

主な作用

神経を落ち着ける作用があり、特にイライラしたり、疲れすぎたり、緊張したりして眠りにつけない時に最適です。躁状態、鬱症状、不眠、不安神経症、偏頭痛、緊張状態やパニックなどに利用されます。病状がなくても、精神的なストレス度が高い時期に用いると良いでしょう。また、おならを出し、腹痛を癒す作用もあります。その他、ストレスによる筋肉痛や生理痛、月経前症候群を緩和する効果もあります。バレリアンには、副作用も依存性もありません。
効果的な飲み方としては、3週間飲んだら1週間服用を休むと良いでしょう。その間は、同じ作用をする別のハーブ、聖ヨハネ草やキャトニップなどを飲むと良いでしょう。

使用法

バレリアンの根を乾燥して刻んだもの大さじ1杯半程度をを3カップの沸騰したお湯に入れ、15分弱火で煎じ5分間蒸らし、この侵出液を1日数回に分けて飲み易い時に温めて飲みます。

エキスタイプ、カプセルタイプは容器に表示されている用量に従って下さい。

注意事項

このハーブを摂っている間は、車の運転や機械の操作をしないか、眠気のあるときには避けてください。お子様の手の届かない所に保管して下さい。大量に摂取すると心臓麻痺や脈拍の乱れを生じることがあります。用量を守ってください。

参考資料
ハーブバイブル(アール・ミンデル著 ネコパブリッシング発行)
TODAY’S HARBALHEALTH (Louise Tenny著)
米国の自然療法機関ユーチパインズ資料

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セントジョーンズワート(聖ヨハネ草)

 

主な作用

自然の抑うつ剤として有名で、アメリカ・ヨーロッパでは、数百万の人に薬代わりに用いられています。

このハーブは昔から鎮静剤としてうつ病や不眠症の治療に利用されてきました。実際、最近の研究によって精神障害に効果が認められており、他の向精神薬とは違って、副作用が報告されていません。筋肉を弛緩させる作用があるので、生理痛を和らげ、また去痰薬にもなります。ヨーロッパでは胃潰瘍など消化器系疾患の治療にも用いられているほか、消毒作用や鎮痛作用があるため、外用薬として切り傷や火傷にも効きます。ウイルス感染を防止する作用もあり、最近の研究ではエイズの治療にも効果があることがわかっています。

利用法

■葉や花を乾燥して茶葉状にしたもの大さじ2~3杯を600~800ccの沸騰したお湯に入れ、5分間煎じます。火を止めてから5分間蒸らします。粉末状は小さじ1杯を1/2カップのお湯に入れ5分間蒸らします。この侵出液を朝食前と就寝前に飲みます。
■カプセルタイプ:ボトルに表示されている用量に従って下さい。
■エキスタイプ:1日2~3回、良く振ってから少量の水に1ml(15滴)入れて摂取して下さい。

注意事項

妊娠中の方、授乳中の方、お子様は避けてください。抗鬱剤と併用する場合は医師にご相談下さい。尚、聖ヨハネ草には経口避妊薬(ピル)、抗HIV(エイズウイルス)薬、免疫抑制薬、心臓病治療薬、気管支拡張薬などの医薬品の効き目を落とす恐れがありますので、これらの医薬品との併用はお避け下さい。皮膚が過敏になるため、利用している期間には、長時間の日光浴は控える必要があります。

参考資料
ハーブバイブル(アール・ミンデル著 ネコパブリッシング発行)
TODAY’S HARBALHEALTH (Louise Tenny著)
米国の自然療法機関ユーチパインズ資料

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ホップ

精神性の下痢や食欲不振に

 

主な作用

ホップには鎮静作用があるため、興奮しているときや、落ち着かないとき、理由も無く不安なとき、ストレスを感じているとき、眠れない時などお勧めです。バレリンや聖ヨハネ草と組み合わせて天然の睡眠薬として利用されます。
ホップは消化を助け、食欲を増進する作用に優れています。特に神経性の消化不良、下痢や食欲不振には、ストレスを和らげる作用と一緒に効果を発揮します。その他腹痛を癒し(腹筋の痙攣を抑える)、食欲を増進させます。腸内のガス軽減にも利用されます。
エストロゲン作用もあるという調査もあり、ほてりや寝汗といった更年期障害の症状にも期待されています。
古くから伝わる不眠症を解決する方法として、ホップにアルコールをふりかけ、枕カバーに入れます。これを枕にすれば気持ちよく眠れます。

利用法

カップ4杯の水に茶葉状ポーダルコ大さじ3杯を入れ5分間沸騰させ、5分間蒸らします。このお茶を1日数回に分けて毎日飲みます。この液を洗浄、灌注、湿布にも使用できます。

参考資料
ハーブバイブル(アール・ミンデル著 ネコパブリッシング発行)
TODAY’S HARBALHEALTH (Louise Tenny著)
米国の自然療法機関ユーチパインズ資料

キャトニップ

 

主な作用

キャトニップは、猫を興奮させることで知られている植物ですが、人間にはまったく逆の作用があります。キャトニップは軽い精神安定作用があります。また腹痛にも良く効きます。ヨーロッパでは気管支炎と下痢の治療に利用されています。また発汗作用があり、毒素排泄に役立つばかりでなく、体を温めてもくれます。

その他の摘要

粘膜の充血の収斂剤として、また腸内のガスを排出させる作用があります。その他、うつ症状、気管支炎、胸焼け、胃痛、痙攣、下痢、解熱などのために利用されます。浣腸用にも使われます。

利用法

乾燥キャトニップ大さじ2杯をカップ2~3杯の熱湯に入れ、弱火で5分間沸騰させ、5分間蒸らし、茶こしで漉してお飲みください。これを1日2~3回に分けて空腹時に飲むのがよいでしょう。症状により2~3倍に増やして利用できます。

参考資料
ハーブバイブル(アール・ミンデル著 ネコパブリッシング発行)
TODAY’S HARBALHEALTH (Louise Tenny著)
米国の自然療法機関ユーチパインズ資料

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スコールキャップ

精神をリラックスさせる

 

主な作用

スコールキャップはストレスには欠かせないハーブです。緊張をほぐす、気持ちを鎮める、精神を安定させて弱った神経を強めるなどの作用があり、身体が回復するのをサポートしてくれます。このような作用のために、ストレスが原因で生じる胃潰瘍、緊張性頭痛、神経症、不眠症、不安、緊張、疲労感、憂うつなど、その他、ストレスが原因のどんな症状にも役立ちます。またスコールキャップは肩こりや頭痛などの身体的緊張もほぐし、心身両面の緊張がほぐしてくれる作用もあります。

その他、生理や更年期で気持ちが落ち着かないなど、女性特有の症状にも有用です。更年期障害で憂うつなときには「聖ヨハネ草」などと組み合わせて用いると一層効果的です。その他、アルコール依存症の禁断症状を楽にしたり、狂犬病の治療に利用されます。麻薬やアルコール、タバコなどを止める時の助けになります。

利用法

乾燥して刻んだスコールキャップ大さじ2杯をカップ3~4杯の熱湯に入れ、5分間弱火で沸騰させ、5分間蒸らしてから飲む。これを1日数回に分けて空腹時に飲みます。

参考資料
ハーブバイブル(アール・ミンデル著 ネコパブリッシング発行)
TODAY’S HARBALHEALTH (Louise Tenny著)
米国の自然療法機関ユーチパインズ資料

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循環器系疾患に

ホーソンベリー(サンザシ)

血管を拡張し、血圧を下げ、心臓の負担を軽減

 

主な作用

ホーソンベリーは、古くから消化不良や不眠症に使用されてきました。ヨーロッパでは、1900年代後半にホーソーンの漿花は強心薬にもなるということが発見されました。ビタミンCが効率よく吸収され、血管を丈夫にするために必要なバイオフラボノイドがホーソーンには含まれています。心臓に非常に良いハーブで、血管拡張薬としての作用、つまり、心臓へ供給される血液と酸素の量を増やす作用があります。血圧を下げてくれるため、心臓への負担が減ります。同時に心臓の筋肉を強化します。利尿作用もあり、体内から余分な水分と塩分が排出されます。

アドバイス

イチョウ葉などと合わせて用いると、さらに効果的です。

適用

心臓を丈夫にする、
血行を促進する

使用法

乾燥して刻んだホーソンベリー大さじ2杯をカップ3杯の沸騰したお湯に入れ、5分間弱火で煎じます。火を止め、5分間蒸らしてから飲みます。このお茶を毎日空腹時に、数回に分けて飲んでください。

● カプセルタイプの用法はボトルに記載されている指示に従って下さい。

参考資料
ハーブバイブル(アール・ミンデル著 ネコパブリッシング発行)
TODAY’S HARBALHEALTH (Louise Tenny著)
米国の自然療法機関ユーチパインズ資料

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イチョウ葉

血管拡張作用により特に脳の血流をよくする

 

主な作用

血管拡張作用があり、血液循環を刺激します。動脈硬化症を起した脳血管性のぼけの治療や静脈瘤の手当て、目の周りの毛細血管の血行を良くするなどに利用されております。心循環器系へ作用も強く、重度の不整脈 痔、足の潰瘍、男性ホルモンに関与する疾患に利用されています。
イチョウ葉は、脳の血流を良くする作用があるので、アルツハイマー、記憶喪失、痴呆、脳の血行不全など、老化に関連した病状によく使われています。他にも耳の病状の改善、網膜への血流増加、筋肉の退化予防、喘息発作の頻度軽減、また、老衰、めまい、不整脈、耳鳴り、鬱(うつ)、記憶障害及び間欠性跛行症(かんけつせいはこうしょう)などの改善にも効果的であることが証明されています。イチョウ葉はまた偏頭痛の治療にも効果があることがわかっています。
血小板の凝集は卒中、心臓発作また心筋梗塞などの深刻な問題を起こすことがあります。イチョウ葉は血小板の凝集傾向を抑止し、動脈や血管中に血栓が形成されるのを予防することがわかっています。

主な摘要

アルツハイマー、注意散漫、冠状動脈疾患、痴呆、浮腫、炎症、物忘れ、複合硬化症、生理前症候群、老衰、脳卒中、ADD、血栓、循環不全、めまい、男性機能不全、虚血、知力低下、筋肉退化、レイノー病、ストレス、耳鳴り、 アレルギー、精神不安、喘息、手根管症候群、鬱(うつ)症状、眼病、貧血、偏頭痛、狭心症、関節炎、ガン、咳、難聴、肺の不全、毒性ショック症候群、静脈瘤、めまい、移植の拒絶反応、血管の諸問題

利用法

カップ4杯の熱湯に乾燥して刻んだ状態のイチョウ葉を2~3杯入れ5分間弱火で沸騰させ、5分間蒸らし、その浸出液を1日数回に分けて飲む。

● カプセルタイプの用法はボトルに記載されている指示に従って下さい。

参考資料
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米国の自然療法機関ユーチパインズ資料

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アレルギー疾患に

ムレンリーフ

主な作用

ムレンリーフは、アレルギー体質の改善、アトピー性皮膚炎、喘息、その他のアレルギー疾患などに多く用いられています。各種アレルギー疾患のためにムレンリーフがさらに良く作用するために、イチョウの葉とリコリスの根が、組み合わせて用いられています。
ムレンリーフは又、肺機能の改善、皮膚疾患などに多く用いられています。

飲用による主な摘用

喘息、肺機能強化、目の問題、神経を休める(鎮める)、月経前症候群、アレルギー、花粉症、風邪、咳、下痢、耳が痛い、不眠、肺機能不全、喘息、気管支炎、神経症、肺結核、痛み、便秘、腫瘍、性病

外用による主な摘要(濃く煎じた浸出液を患部に塗布する)
火傷、蚊や蜂指され、歯痛、オムツかぶれ、その他皮膚疾患

使用法

茶葉状にしたムレンリーフ大さじ2杯をカップ4杯の熱湯に入れ、5分間弱火で沸騰させ、5分間蒸らし、その浸出液を1日数回に分けて飲みます。外用のためには、2カップの湯に対して大さじ2杯を入れて煎じます。

参考資料
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リコリス(甘草)

抗ウイルス作用、抗アレルギー、ホルモン関連

 

歴史のあるハーブ

リコリスが使用されてきた歴史は長く、エジプト人、ローマ人、ギリシャ人それに中国人によって何千年もの間医薬として用いられてきました。リコリスは日本では「甘草」とよばれ、ヒガンバナ科の植物です。このハーブは甘い味なので、苦味のあるハーブに混ぜて飲み易くするためにも用いられますが、実際どのようなハーブにミックスしても、どんな症状の病人にも役立つと言えるほど、適用範囲が幅広くまた多様なハーブです。

副腎皮質ホルモン源として

リコリスは副腎を刺激し、コーチゾンに似た自然のホルモン源として作用します。これは、ストレスにうまく対処するのに役立つコーチゾンホルモンの生成を促します。長い間ステロイドホルモンを使用し、副腎の機能が低下した患者の助けになります。同様に、副腎機能低下症であるアジソン病の療法としても用いられています。リコリス中のグリシリジンは副腎皮質を刺激してアルドステロンを分泌させます。

免疫系の強化とエネルギー増強

体内でインターフェロンを刺激するのを助けるグリシリジンとグリシルヒチン酸は免疫システムを保護するために欠かせない物質ですが、リコリスはこれらを含んでいます。またある人々はエネルギー増強のためにも使用しています。中国人はリコリスのことをすばらしい解毒剤と考え、これを体力増強と耐性をつけるために今でも使用しています。

女性ホルモン-エストロゲン作用

リコリスには女性ホルモンであるエストロゲンの作用があり、しばしば婦人科系疾患に用いられます。これは、正常な排卵を経験していない女性に月経を刺激する作用があります。ある研究では、排卵しない女性がリコリスの根でうまく治療されたことが報告されています。リコリスは更年期障害や月経痛にも用いられています。リコリスがエストロゲン作用をすることは確かですが、効果を与える正確な組成は特定されてはいません。

呼吸器疾患に有効--咳をしずめ、痰を除く

市販されているのど飴や、咳ドロップにはいずれにも含まれている成分です。リコリスは肺、喉、体から出る余分の液体を除去する能力を持つグリコシドを含んでいます。リコリスに含まれる成分のサポニンが去痰作用をすると思われますが、サポニンには呼吸管内の粘液をゆるい状態にして、体が粘液を出すのを助ける力があり、咳を軽くするのに効果があるとも言われています。また、

抗炎症性及び抗関節炎性、抗菌、抗ウィルス作用

動物を使っての諸研究はリコリスが抗炎症性及び抗関節炎性のあることを示しています。また試験管内では抗菌性及び穏やかな抗ウィルス作用を示すこともわかっています。リコリスは潰瘍の治癒や予防、また肝炎の治療にも有効です。

胃潰瘍や十二指腸潰瘍に

リコリスは胃潰瘍や十二指腸潰瘍の治癒にも役立つことがあり、潰瘍の予防にも役立ちます。これは、胃腸システムの内層を保護する細胞を増やす刺激をするようである。リコリスは腸管の炎症の治癒を助けるのにも用いられます。リコリス摂取の際の注意事項が幾つかあり、人によっては血圧を上げたり、水分保留の原因になる恐れがあるので注意してください。

その他の適用

唾液分泌促進、胆汁排出促進、のどの痛み、月経痛、発熱、関節炎、呼吸器の諸問題、低血糖症、耳の痛み、風邪、肺の充血、副腎の諸問題、血液の汚れ。風邪、糖尿病、薬剤離脱、耳炎、ネルギー欠如、 疲労、しゃがれ声、低血糖症、高血糖症、肺疾患、性欲の衰え、のどの痛み、膿瘍、老人性斑点、アレルギー、 動脈硬化症、関節炎、喘息、気管支炎、血液循環不良、便秘、クッシング症候群、めまい、浮腫、肺気腫、熱、心臓病、性交不能、肝臓疾患

参考資料
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目の疾患全般に

アイブライト

疲れ眼、眼炎に非常に良い

 

主な作用

アイブライトは目の疾患によいとの名声により、その名前を得ました。収斂作用・消炎作用を有しているので、痛み、涙目、ドライアイ等の目の炎症だけでなく、光過敏性、弱視等の急性、遺伝性疾患、白内障、緑内障、どちらにも非常によく作用します。その他、鼻や口の粘膜疾患、強化にも働き掛けます。また肝機能をサポートし、血液をキレイにしてくれる作用もあります。記憶喪失症などにも良いです。

利用法

カットタイプ(乾燥した葉・花・根などをカットしたもの)大さじ2杯のアイブライトをカップ3~4杯の熱湯に入れ5分間弱火で沸騰させ、5分間蒸らしてから飲む。これを1日数回に分けて空腹時に飲む。
アイカップや洗面器に同じ浸出液を入れて洗眼すると一層よいです

● カプセルタイプの用法はボトルに記載されている指示に従って下さい。但し、症状により、あるいは改善を早く期待したい場合には3倍程度に増やしても構いません。

参考資料
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ブルーベリー

視力低下を防ぐ、目の病気を予防する

 

主な作用

欧米ではビルベリーとして知られています。ヨーロッパでは主に高血圧によって弱くなった血管の治療用に使用されてきました。血液循環に良く、眼や眼の周りの毛細血管にも働きかけ、視界機能を強化すると言われています。視力低下や鳥目(暗いところで極端に視力が下がる性質)によく効くハーブがブルーベリーです。太平洋戦争では夜間飛行をするパイロットにブルーベリー・ジャムが配られていました。レチノール・パープル(visual purpleとしてもよく知られている)という、視覚に必要な物質の改正を促す働きがあります。ヨーロッパの医学ジャーナルはブルーベリーの話題でもちきりですが、米国ではまだあまり注目されていません。

適用

視力の低下を防ぐ、目の病気を予防する
目が疲れやすい人や鳥目の人によい
夜間に車を運転する人によい
近視によい

注意

市販の抽出液は安全ですが、葉の部分は長期間服用し続けると中毒症状がでる可能性があります。用量を守れば心配ありません。

使用法

カップ4杯の水に茶葉大さじ3杯を入れ5分間沸騰させ、5分間蒸らします。このお茶を毎日カップ4杯ずつ飲んでください。この液を洗浄、灌注、湿布にも使用します。洗浄、湿布に使う場合も作り方は同様です。

● カプセルタイプの用法はボトルに記載されている指示に従って下さい。

参考資料
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消化の問題に

ペパーミント

消化不良に効く美味しいハーブ、頭痛にも

 

主な作用

ペパーミントは美味しいハーブです。ペパーミントは胃壁を刺激することによって、食べたものが胃の中に留まっている時間を短縮します。また、胃の筋肉をリラックスさせるので、げっぷが出やすくなります。胸焼けや腹痛、吐き気や嘔吐、偏頭痛やそれに伴う吐き気などを癒します。消化の助けになります。鎮静作用があり咳を止めてくれます。不眠解消にも役立ちます。
コーヒーやお茶の代わりにペパーミント・ティーを飲んでみてください。頭痛には濃い目に入れたものを飲み、15~20分間横になると楽になる場合があります。ペパーミントは各家庭で常備すると良いでしょう。

その他の摘要

呼吸器の不調全般、鼻づまり、喘息、乗り物酔い、口臭、胆石、歯痛緩和作用、強心作用、去痰作用、駆虫作用、精神的疲労、抗うつ、精神の高ぶり、風邪の熱を下げて発汗を促す。皮膚炎、白癬、乾癬、そう痒症、かゆみ、炎症、日焼けけによる炎症、にきびなど。

使用法

カップ3杯の水に茶葉大さじ山盛り1杯を入れ、5分間沸騰させ、5分間蒸らします。このお茶を1日数回に分けて毎日飲むことによってハーブの益を受けます。

参考資料
ハーブバイブル(アール・ミンデル著 ネコパブリッシング発行)
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マシュマロウの根

消化器系の治療に利用

 

主な作用

マシュマロウの根は、1世紀から、ヨーロッパで消化器系の治療に使われていました。マシュマロウは、水を混ぜるとゲル状になる粘液を豊富に含みます。この粘液は、荒れた粘膜を癒す作用があります。そのために、潰瘍や大腸炎の治療に役立っています。その他、失禁、喘息、出血を止める、肺疾患、腎臓障害、神経障害、緊張、子宮筋腫などに利用されています。

使用法

乾燥して刻んだマシュマロウの根大さじ2杯をカップ4杯の沸騰したお湯に入れ、5分間弱火で煎じます。火を止め、5分間蒸らしてから濾して飲みます。このお茶を1日2回に分けて飲みます。

アドバイス

失禁の場合には、キャットニップ、マシュマロウ、ブッコノキと組み合わせて用いると相乗効果を発揮します。

参考資料
ハーブバイブル(アール・ミンデル著 ネコパブリッシング発行)
TODAY’S HARBALHEALTH (Louise Tenny著)
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肝機能の改善に

ミルクシスル

肝機能を高め、肝細胞の分裂を促す

 

主な作用

ミルクシスルのシリマリンという成分に解毒作用があり、肝臓、腎臓、胆嚢、脾臓の機能に作用し、体内の浄化に役立ちます。また、昔から、母乳の不足している母親にも利用されています。肝臓の保護、胆汁分泌促進、抗うつ、抗炎、肝機能障害、肝炎、アルコール、薬品乱用、汚染環境からの保護に利用されます。

人体の臓器の中で2番日に大きい肝臓の機能を高めるミルクシスルはヨーロッパで絶大な人気を誇っています。この植物にはシリマリンというフラボノイドが含まれており、肝細胞に直接作用します。(ビタミンPとも呼ばれるフラボノイドは植物に含まれる成分で、ビタミンCと一緒に摂取すると様々な効果が得られます。)体内の化学工場とたとえられる肝臓の働きは健康維持に欠かせません。脂肪を分解する胆汁を分泌します。ニコチン、アルコール、一酸化炭素など、血液の流れに乗って肝臓に運ばれてくる毒を分解します。肝臓はビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKを貯蔵しているところです。ヨーロッパで盛んに行われてきた研究から、ミルクシスルは肝臓の機能を高め、肝細胞の細胞分裂を促すことが分かっています。

効能

肝機能、腎機能を高める。脂肪の分解に必要な胆汁の分泌を促す。

アドバイス

肝炎を患っている方にお勧めします。

利用法

カップ4杯の水に茶葉大さじ3杯を入れ5分間沸騰させ、5分間蒸らします。このお茶を毎日カップ4杯ずつ飲んでください。この液を洗浄、灌注、湿布にも使用します。洗浄、湿布に使う場合も作り方は同様です。

● カプセルタイプの用法はボトルに記載されている指示に従って下さい。症状によっては2~3倍摂ってもかまいません。

参考資料
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主に女性の疾患に

ブラックコホシュ

生理不順、更年期障害に

 

主な作用

リウマチの痛みや腫れを和らげる。月経を誘発する。生理痛を和らげる。陣痛や出産を楽にする。アドレナリンの活動を増長する。男性、女性ホルモンのバランスに作用し、ホルモン系の疾患に利用されます。また活力不足、湯疲れする体質改善、咳、肺の疾患、尿道疾患、その他慢性病にも利用される。安産にも役立つと言われています。

その他の摘要

潰瘍による疼痛緩和、風邪のときのうっ血を解消する、喉の荒れや痛みを緩和する、関節炎による関節のこわばりを緩和する。

使用法

ブラックコホシュの根を乾燥して刻んだもの大さじ2杯をカップ4杯の水に入れ、15分間弱火で沸騰させ、5分間蒸らし、その浸出液を1日数回に分けて飲みます。

参考資料
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シェパードパース(ペンペングサ)

女性の月経困難などに利用

 

主な作用

シェパードパースとは、ナズナ(和名)のことです。この葉にはサポニンが含まれていて、女性の毎月の月経の不快感を和らげる作用があります。このハーブは薬効に優れたハーブとして、膀胱炎、慢性の下痢、月経困難、体の内外の出血を止めるために用いられます。その他、肝臓病・解熱・血便・血尿・解熱・下痢・高血圧・生理不順・腹痛・吐血・便秘・利尿・目の充血や痛みに効きます。
味は少し甘味があり、冷たくして飲んでもおいしいハーブです。

※ 名前の由来 この花は夏になると枯れること、つまり夏無(なつな)が由来と言われています。また、花の下に付いている果実が、三味線の撥(ばち)によく似ており、三味線を弾く擬音語がペンペンであることから和名はぺんぺん草、英名のShepherd’s purseから羊飼いの財布とも呼ばれています。

利用法

乾燥して刻んだシェパードパース大さじ2杯をカップ3~4杯の熱湯に入れ、5分間弱火で沸騰させ、5分間蒸らしてから飲む。これを1日数回に分けて空腹時に飲む。

参考資料
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主に男性の疾患に

ソーパルメット

前立腺肥大による頻尿の問題、生殖機能強化

主な作用

ソーパルメット(ノコギリヤシ)には、利尿作用・尿路消毒作用・内分泌活性作用があり、主に男性生殖系の調子を整え、強化するハーブです。フランス・ドイツでは既に医薬品として前立線肥大症治療に使用されています。また、生殖系改善から、男性の精力剤としても使われます。
注意:前立腺に痛みや腫れのある場合、排尿が困難な場合、尿に血が混ざっている場合は医者の診断を受けてください。

風邪や喘息、気管支炎による咳を和らげるハーブです。男女の生殖機能を高めると言われており、媚薬や強壮剤として使用されています。過剰な性交による膀胱炎の治療に用います。FDA(米国食品医薬品局)はソーパルメットを薬品として認めていませんが、ドイツでは前立腺肥大症(トイレに行く回数が極端に増える病気)の一般的な治療薬として薬局で販売しています。

効能

去痰薬になり、胸のうっ血を解消する。
性器の不快感を和らげる。
前立腺肥大による頻尿を緩和する。

利用法

カップ4杯の水に茶葉大さじ3杯を入れ5分間沸騰させ、5分間蒸らします。このお茶を毎日カップ4杯ずつ飲んでください。この液を洗浄、灌注、湿布にも使用します。洗浄、湿布に使う場合も作り方は同様です。

● カプセルタイプの用法はボトルに記載されている指示に従って下さい。

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皮膚の病気に

カレンジュラ

真菌による感染他、ホルモンのアンバランスの改善

 

主な作用

カレンジュラは多種の作用があります。消炎作用、収れん作用、癒傷作用、抗真菌作用、胆汁排出促進作用、通経作用があり、飲用することで白癬、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胆嚢の症状軽減、消化不良、真菌による感染、遅れがちな月経や月経痛、ホルモンのアンバランスを改善するのに利用されます。 カレンジュラは皮膚の局所治療に最適なハーブの1つです。塗布したり湿布することで感染、損傷にかかわらず皮膚に炎症が見られる時に利用されます。外部の出血、創傷、打撲、捻挫などの症状全般にも用いることができます。傷の治りが遅い時や皮膚の潰瘍にも役立ちます。軽症の火傷応急処置にも理想的。 傷、耳、目や涙腺の洗浄にも利用されます。外用薬としては、火傷や傷口の回復を助け、耳の中にぬると耳痛を解消します。内服薬としては、解熱剤になるほか、潰瘍、生理痛に効きます。帯状疱疹のような発疹性の皮膚病(水疱瘡のようにウイルスによるもの)にも用いられています。

利用法

乾燥して刻んだカレンジュラ大さじ2~3杯をカップ3~4杯の熱湯に入れ、5分間弱火で沸騰させ、5分間蒸らし、その浸出液を1日数回に分けて飲みます。

注意:妊娠中は使用しないでください。

参考資料
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チャパラル

 

主な作用

アトピー性皮膚炎、しみ、にきび、ほくろ、湿疹その他の皮膚病一般に利用されます。ストレスや緊張などの緩和にも利用できます。化学物質や重金属の毒素も体外に排泄する作用があり、また、NDGAという抗ガン成分が含まれ、天然の抗がん剤としても利用されています。

その他の作用

感染症と戦う
寄生虫による感染症を予防する
余分な水分を排出する
腫瘍の成長を妨げる炎症を抑える
下痢を止める
(フリーラジカルの形成を防ぎ、老化を防止する)

利用法

乾燥して刻んだチャパラル大さじ2杯を600~800ccの沸騰したお湯に入れ、5分間煎じます。火を止めてから5分間蒸らします。粉末状のものは小さじ1杯を1/2カップのお湯に入れ5分間蒸らします。この侵出液を朝食前と就寝前に飲みます。患部に塗布する場合も同様。入浴の場合は、家庭用の風呂なら600ccの湯に茶葉を半カップ程度いれて、同様に浸出液を作るとよい。または、一握りの葉を蒸して、布袋に入れて、患部に塗布するのもよいです。

参考資料
ハーブバイブル(アール・ミンデル著 ネコパブリッシング発行)
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秘尿器系の問題に

ホーステイル(スギナ)

自然の利尿薬

 

主な作用

アメリカ先住民はスギナを、腎臓疾患、ガン、浮腫(むくみ)を解消する利尿薬として使いました。また血液の循環を良くするのに用いました。スギナはまた、出血、泌尿器疾患、前立腺疾患、夜尿症、皮膚病、肺疾患の治療に役立つとも考えられています。失禁、膀胱の痛みに利用されます。その他、免疫力増進、結石の予防と改善、潰瘍の予防と改善、月経困難の改善、お乳の出を良くする、結石を溶かす、腎臓の栄養強化に、傷などに利用されます。

ヨーロッパや中国でホーステールあるいはシリカとして知られており、栄養価が高く、シリコンを含みます。ホーステールは、爪や髪の毛、皮膚、骨、体組織に必要なカルシウムの吸収を助けます。皮膚や頭髪から余分な脂分を取り除き、一本一本の髪の毛を太く丈夫にしてくれます。ホーステールは皮膚や爪、髪の毛のケア商品に配合されています。

爪や髪の毛に栄養を与える
爪の白い斑点を消す
皮膚の油脂分をコントロールする
骨を丈夫にする

利用法

カップ4杯の水に茶葉大さじ3杯を入れ5分間沸騰させ、5分間蒸らします。このお茶を1日数回に分けて毎日飲んでください。この液を洗浄、灌注、湿布にも使用します。洗浄、湿布に使う場合も作り方は同様です。

参考資料
ハーブバイブル(アール・ミンデル著 ネコパブリッシング発行)
TODAY’S HARBALHEALTH (Louise Tenny著)
米国の自然療法機関ユーチパインズ資料

ウバウルシ

尿路感染症の治療に利用

 

主な作用

ベアベリー(クマコケモモ)としても知られるウバウルシは、伝統的に尿路感染症の治療に用いられていましたが、科学的研究によって、膀胱や腎臓の疾病治療に効果があると実証されています。利尿作用もあります。その他、膀胱炎や腎炎の痛みを和らげる、水分閉止によるむくみを解消する、失禁の改善、血糖値を下げる、肝臓をきれいにする、腎臓、膀胱をきれいにするなどの作用があります。

利用法

小さじ1杯のウバウルシ粉末に1カップの熱湯を注ぎ30分間おきます。これを茶漉しで濾します。これが1回分です。この浸出を1日3杯程度飲みますが。症状に応じて増やします。膀胱の痛みを和らげるには必要に応じて1日に最大8杯ぐらいまで飲みます。

参考資料
ハーブバイブル(アール・ミンデル著 ネコパブリッシング発行)
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米国の自然療法機関ユーチパインズ資料

タンポポの根

貧血の解消、利尿剤、肝臓障害などに

 

主な作用

たんぽぽの根は、非常に豊富な栄養が含まれているので、貧血を解消するのにも役立ち、また日常のお茶として利用しても身体を強くする滋養成分たっぷりのハーブです。
たんぽぽの根は利尿作用があり、排出した水分の分、体重が減りますので、高血圧症にも効果があります。消化にも良く、また、ミネラルを豊富に含んでいます。鉄分が多く含まれるため、貧血の予防にもなりますし、体内の水分バランスを保ち、脈を安定させてくれるカリウムも豊富です。化学物質から作られている利尿剤はカリウムを尿と一緒に排出してしまうのですが、このハーブはそのような副作用はありません、また、肝臓や胆のうの機能を高める薬効があるので、黄疸(胆汁が過剰生産されると起こる障害)などの肝機能障害の治療に昔からよく使われています。たんぽぽはレシチンも豊富で、肝硬変を防いでくれると考えられています。その他、鉄分の不足による貧血を防ぎます。

適用

利尿作用、制酸作用、血液浄化作用、肝臓の機能改善、造血作用、吐き気をとめる、胆汁を産出するのを助ける、尿酸を減らす、脾臓、肝臓を浄化する。

アドバイス

たんぽぽの根とジンセングとしょうがを組み合わせると血糖値が低すぎる場合によく効きます。この3種類(抽出液あるいはドライハーブで)を飲み物にして1日3回飲むと良く効きます。

利用法

乾燥したタンポポの根大さじ3杯をカップ3杯の沸騰したお湯に入れ、10分間弱火で煎じます。火を止め、5分間蒸らしてから飲みます。このお茶を毎日空腹時に、数回に分けて飲んでください。

参考資料
ハーブバイブル(アール・ミンデル著 ネコパブリッシング発行)
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コーンシルク(とうもろこしのひげ)

利尿作用、無意識のうちに起こる失禁に効果

 

主な作用

無意識のうちに起こる失禁に効果を発揮します。利尿作用があるので、心臓疾患、腎臓障害などに用いられます。また、ガンなどに伴う腹水や胸水の解消によく用いられます。
高血圧、胆結石、糖尿病、腎炎や妊娠による体のむくみに対する補佐治療にも用いられます。

利用法

カップ4杯の水に乾燥して刻んだコーンシルク大さじ3杯を入れ5分間沸騰させ、5分間蒸らします。このお茶を毎日カップ4杯ずつ飲んでください。洗浄、湿布に使う場合も作り方は同様です。

参考資料
ハーブバイブル(アール・ミンデル著 ネコパブリッシング発行)
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喉などの炎症に

スリッパリーエルム

 

主な作用

この木の樹皮には大量の粘液が含まれています。この粘液は喉と食道、胃を保護する膜を作り、咽喉炎(のどの痛み)や口内炎、吐いた後ののどの痛みによく効きます。胃潰瘍の治療に用いるハーバリストもいます。

主な適用

咽喉炎(のどの痛み)、食道炎、胃潰瘍、

利用法

スリッパリーエルムの樹皮を刻んだもの大さじ2杯をカップ4杯の水に入れ、10分間沸騰させ、5分間蒸らします。このお茶を1日数回にわけて、空腹時に飲んでください。
風邪やインフルエンザなど、咳がひどいときには上記の方法で煎じたハーブに、ハチミツ半カップを加えて混ぜます。これを容器に保存し、3~4時間おきに小さじ1杯ずつ飲むようにします。はちみつを加えないでも飲んでもよいです。

参考資料
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関節炎に

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デビルズクロウ

関節炎の症状を和らげる

 

主な作用

アフリカやヨーロッパでは240年前から関節の治療に用いられてきましたが、米国では最近知られるようになったハーブです。このハーブは、ナミビアの乾燥した地域に自生し、種子がカギ爪の形状をしている事から、Devil’s Claw=悪魔の爪という名前がつけられています。関節炎の症状を和らげる抗炎症作用や鎮痛作用があります。グルコサミンと併用すると一層効果的です。

利用法

粉末状のデビルズクロウ小さじ2杯をカップ3杯の熱湯に入れ、5分間弱火で沸騰させ、5分間蒸らしてからお飲みください。出来上がった量を1日数回に分けて飲みます。

参考資料
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その他

月見草のオイル

 

主な作用

月見草オイルは、月見草の種子からとった油脂(月見草油)のことで、月見草オイルは、ビタミン、ミネラル、リノール酸と、母乳に含まれている成分で他の食用油にはあまり入っていないγリノレン酸(GLA)を豊富に含んでいます。

月見草が注目を集めるようになってから、科学者たちの研究による成果が数多く出されてきました。この種子のオイルは心臓病から、関節炎、皮膚病にいたるまでのいろいろな症状を軽減する、希有な栄養分に富んでいることがわかっています。またアルコール依存症、神経分裂病を克服する助けとなり、外用すれば、皮膚の感染症やかゆみを減らす抗感作用が自然に身体に備わってくることがわかっています。

使用法

カプセルタイプのものは1日1~3カプセル、食後に飲みます。
カプセルから油だけを出して飲んでも良いでしょう。

参考資料
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