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骨折の痛み(症状改善例集No.36)

おまけもついた打撲からの回復

春もそこまでという3月のその日、特に軽やかな気持ちで自転車に乗って出かけました。信号で左折する場所に来たとき、左の脚とハンドルの感じがいつもと違ったので降りようとしました。その瞬間、自転車ごと倒れ、私はアスファルトの上に体をひどく打ちつけて転んでしまいました。靴の紐がペダルに巻きついてしまったのです。「痛い!」人目もはばからずその痛さにうめいていましたら、ひとりの御婦人が「どうなさったの?」と声をかけてくださり、事情を話している間に、警察官もほどなく駆けつけました。その後、家族が迎えに来てくれて病院へ向かいました。

圧迫骨折

診察の結果、腰椎の5~7番が圧迫骨折していること、周囲は内出血もしているとのことでした。医師からは、2週間の絶対安静、完治までには3ヶ月要すること、コルセットも作る必要があるので、そのためにも3回の通院が必要なことなどが告げられました。「一瞬の出来事から大変なことになってしまった」との思いに満たされました。痛み止めの座薬を処方されて、激痛を抱えながら帰宅しました。家に帰っても、ベッドに座ることさえもやっとのこと、一度ベッドに入るともう身動きができない状況でした。それからはもう、天井を向いたきり、仰向けになったままの生活が始まりました。「2週間の絶対安静か・・・」ため息が出るばかりでした。

自然療法の試み

それまで、体の不調や痛みがあるときには、ほとんど自然療法で対処していましたので、「今回の事態にも自然療法で」と思い、日本健生協会に電話をしてみました。事態を話した結果、「それほどのひどい状態であれば、激痛のためには何種類かのハーブがミックスされている『ヤマヨモギ系のハーブ』、そして継続して飲むと効果が出てくるという鎮痛ハーブ『白柳の皮』を利用し、圧迫骨折した部分には『チャコール湿布』を貼ってみることが良いでしょう」ということで、それらを入手して手当てを始めました。また、ベッド上で腰を温めました。チャコール湿布をして、その上からサーモフォーで温めて休みますと、翌朝には本当に楽になっていました。そうしているうちに、痛み止めの座薬も止めることができました。

速やかな回復

2週間の絶対安静を告げられましたが、2週間を待たずして痛みは日に日に楽になり、体を右に左にと、少しずつ動かすことができるようになりました。ベッド上での排泄も楽になりました。結局コルセット作りにも通わず、骨折後17日目でトイレに行けるようになりました。その後、病院に行こうかと思いましたが、待ち時間が長すぎるし・・・ということで、3週間後、接骨院に診察に行きました。温泉にも入ることができました。腰のだるさや鈍痛はまだ残っていますが、これほど早く通常の生活に戻ることができて本当に良かったです。診てくれた先生は「お年の割には回復が大変早いですね」とおっしゃっていました。

怪我の功名

今回の怪我で負った痛みは本当にひどかったし、身動きができない辛さもあったので、痛み止めに効くというハーブを2種類飲みました。激痛のためのものと、それを常用すると慢性の痛みであっても強い痛みが出なくなるというハーブです。私は、怪我をする前から膝や肩が痛くて、サーモフォーやチャコール湿布などで手当てをしていました。今回、腰の痛みのために「白柳の皮」と「清身源」を飲んでいましたら、膝の痛みも肩の痛みもほとんどなくなっていたのです。
もし、痛みを抑えるのに医薬を使ったりしていたならば、どうなっていたかなと思います。骨折部が回復して痛みがなくなったときには鎮痛剤も止めていたでしょうが、薬を止めた後、薬の依存性のゆえに、膝や肩は以前よりもっと痛みを感じていたかもしれません。
体に優しい、自然界に備えられている薬があること、そしてそれらを利用することを知ることができて、心から感謝しているこの頃です。(鹿児島県80代女性I.Tさん)

文中に出てくるチャコール、痛み止めのハーブなどが入手できるサイトはこちらです

  • 2012年09月09日

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