砂糖は盗人
砂糖は盗人
免疫力を低下させる砂糖
多くの人は砂糖を摂り過ぎると、虫歯や肥満につながるという事は知っていますね。
しかし砂糖が、免疫力を低下させ、かぜを始め多くの病気にかかりやすくさせるという事は、あまりご存知でないかも知れません。例えば、リュウマチ、関節炎、動脈硬化、糖尿病、低血糖なども砂糖の摂り過ぎが、発病に拍車をかけているのです。
メリーランド大学のDr.R.A.Ahramsは, 砂糖の消費量が増えれば増えるほど、心臓病患者が増すとさえ言っています。
精製された砂糖はビタミンB不足を招く
精製糖は、スクローズという栄養素以外はなんの栄養もありません。スクローズは急速に消化吸収されるので、砂糖はすぐエネルギーになると言われています(医師や栄養士は、非常事態を除いては、すぐエネルギーが必要になることはないと言っています)。
砂糖などの炭水化物は、体内で使われる時にビタミンBが必要です。砂糖はビタミンBを含んでいないので、体内の組織からビタミンBを取り込んでしまいます。その結果、たくさん砂糖をとると、ビタミンB不足になるわけです。ビタミンB不足はかっけやペラグラ病(倦怠感・皮膚異常・中枢神経機能障害などを起こす) 等にかかります。
砂糖は濃縮した食品で、わずかの量でも高いカロリーとなり、その上食べやすいので、おのずと余分なカロリーをとることになります。しかも栄養のない、エンプテイカロリーです。というより、体内の栄養や免疫機能を奪う泥棒の食品と言ってもいいかも知れませんね。
白砂糖以外の甘味料も控え目に
健康食品というラベルが貼られて、黒糖が店頭に並べられています。黒糖は白砂糖に比べ、ミネラルとビタミンが含まれています。しかし、これらもまた砂糖大根やさとうきびの濃縮食品と言えます。黒糖はカルシウムやミネラルを含んでいますが、それらの栄養源として摂るほどの量の栄養はありません。
また、黒糖であれ、蜂蜜であれ、精製された糖質は血中や骨からカルシウムを奪い、また白血球の食菌能力を減退させます。この働きは白砂糖と同様です。ですから、黒糖も蜂蜜もできれば控えめにする方が良いでしょう。
果物などで甘味を楽しむ
精製された砂糖類を摂るかわりに、果物、ドライフルーツなどで、甘いものへの嗜好を満たすことが出来ます。特に、腎臓病の方々がカロリー源として砂糖と油を摂るように医師に勧められますが、これらの食品は肝臓機能を低下させ、免疫機能も弱める食品ですから十分気をつけたほうがよいでしょう。カロリーは取れますが、回復にはつながらないものです。