信頼
自然の中に備えられたいやしの要因の源。
食物、空気、水、からだのしくみなど、自然の中に十分に備えられたいやしの要因を知るとき、人間を超えた大きな知恵ある存在を感じませんか。人間を造り、自然を造り、万物を造られた創造主の存在を聖書は教えています。人の健やかであることを願って、たくさんの知恵や、愛に満ちた言葉であふれている聖書。また神は病人の回復のために働いてくださると教えています。それを信じた結果、自己をいたずらに哀れんだり、運命をうらんだりすることから解放され、また、自分の人生も家族のことも憂慮することなく、平安を得て、病気からの回復が早まったり、また治らないまでも症状が軽減し、やわらげられたりしていく例がたくさんあります。
心とからだ
心とからだは密接につながっていることはだれもが認めるところです。たとえばガンのリクスの一つに、心配、恐れ、不安などの要素がありますが、一方、希望や信頼、そして感謝の心などは、健康増進に大きな影響を及ぼします。事実、あと余命2ヶ月と宣告された末期ガンの女性が、自分の病や人生に感謝見出し、それを感謝し続けていった結果、ガンは縮小し、現在、発病5年目に至ってもますますお元気で生活なさっておられるという例があります。
「愛する者よ。あなたのたましいがいつも恵まれていると同じく、あなたがすべてのことに恵まれ、またすこやかであるようにと、わたしは祈っている」(聖書の言葉)
古代からのベストセラーである聖書は、健康を得る知恵がいっぱいの書でもあって、こんな言葉が書いてあります。
「穏やかな心は身の命である。しかし興奮は骨を腐らせる」
「心の楽しみは良い薬である。魂の憂いは骨をからす」
聖書には、心身の病気にならないための予防の知恵と共に、病気になってしまったときの慰め、いやしへの道が示されています。
憎しみは病気の回復を妨げる
1日3回のインシュリン投与を受け、足には壊死が始まっていた糖尿病の70代の男性が、ニュースタートプログラムに来ました。そこで1週間後には、300mg/mlを下らなかった血糖値が200mg/mlぐらいに下がり、彼は回復の希望をもちました。ところが同室の患者とささいなことでけんかになり、怒った彼は家に帰ると言い出しました。院長は「いいですよ。それでは血糖値を測ってから、帰りなさい」と言いました。その結果はなんと、500mg/ml!
たった数分間の激しい怒りで、ストレスホルモンのアドレナリンが生成されて、血糖値が上がってしまったのです。
平安、感謝、希望は病をやわらげ、またいやす
これもまた病人の経験でよくみられることです。病人同士、希望をもって、助け合い療養していた人たちが、病気を嘆いていただけの人に比べ、驚くほど早い回復をみたという報告があります。
大いなる存在に信頼する
ニュースタートの治療プログラムを各地で行っていますが、ある所で歌われる歌のひとつはこんな歌。
♪♪心配ことごとゆだねてスマイルスマイル
太陽のように笑いましょうこの世は楽しい♪♪
心配はことごと、信頼に足る大いなる存在にゆだねることができたらどんなにいいと思われませんか。信頼についてのさらにわかりやすい情報は「トータルヘルス」誌12号に掲載されています。