[PR]川越まつり

 

牛乳の真実

牛乳についてこの事実を知っていましたか?

 

牛乳のカルシウムは吸収されにくい

「牛乳をたくさん飲んで元気な骨と歯を作りましょう」といったような宣伝は、栄養雑誌はもとより、育児書、病院の待合室など、ありとあらゆるところで見受けられます。その結果日本でも、牛乳を食生活にとり入れるのは常識中の常識にまでになっています。これは酪農製品会社の宣伝効果でしょう。

WHO(世界保健機構)では、通常大人が必要とする1日のカルシウムの量を400mgから500mgと定めています。牛乳1リットルの中に含まれるカルシウムの量は1200mg、人間の母乳のそれには300mgのカルシウムが含まれています。しかしそれらを人の赤ちゃんが飲んだ場合の栄養の吸収力は、母乳のほうがはるかに優れているのです。これは大人の吸収力も同様です。

 

牛乳のカルシウムが十分に吸収されないわけ

さて、牛乳1リットルに1200mg含まれているというカルシウムが実際はほんの一部しか体内にとりこまれない理由として次の事実は明らかです。牛乳に含まれているカルシウムと燐の割合はカルシウム1に対して燐が1.2、母乳のそれは、約2対1です。人間の場合、余分に摂取した燐は体外に排泄されますが、その時燐は、それと同量のカルシウムを取り込んで体外に出ていくのです。それでは燐の割合がカルシウムより多い牛乳は、いったい人間の体内では、どれほどのカルシウムが吸収されているのでしょうか?

牛乳を飲んでいる人々は、他の野菜やナッツ類などから、多くのカルシウムを摂らない限りカルシウム不足になるかもしれません。

 

牛乳の栄養だけに頼るのは考えもの

子供の落ち着きのなさや行動パターンにおいて、食事が大きく影響している事は、関心のある母親なら誰でも知っていることですが、ここに、牛乳の怖さの新しい側面に注目したレポートがあります。

アメリカ、ワシントン州タコマ市のアレクサンダーシャウス博士らが、人間の行動に及ぼす牛乳の影響について、興味深い研究を発表しています。博士らが、不良少年とされて補導された子供たちの食事の内容を調べてみると、彼らの食事の中での牛乳の摂取量は、同じ社会的レベルの子供たちが飲んでいる量の約10倍であることがわかったということです。ミルクが彼らの行動に及ぼす直接的な要因はまだ判明されていませんが、いくつかの複合的な要因が考えられています。その中のひとつとしては牛乳のたんぱく質が何らかの作用をしているのではないかと博士らは、見ているということです。

不良少年とされた子供たちは、ミルクを多量に飲んでいたばかりでなく、彼らの食事には穀類、野菜、果物が非常に少なかったということです。酸性の血液、カルシウム不足、人間が分解できないほどの乳糖やたんぱく質。こうした要因から見ても、彼らが常に不機嫌で、落ち着きもなく、いらいらして攻撃的になったりするのは当然のようです。

ちなみに、「牛乳をほとんど飲んでいないアフリカのバンツウ族の女性は、平均10人の子供を産み、どの子供も約10ヶ月間母乳で育ている。これは母親から大変なカルシウムが流出していることを意味するが、彼女らの中には骨粗しょう症になる女性はまずいない」ということです。

参考資料:「Don’t drink your milk…」フランク・A・オスキーM.D.「完全自然食健康法」ジョン・マクドウガル

牛乳迷信については、もっと真の認識が必要のようです。乳牛の飼育には抗生物質の多使用などで、耐性菌との関わりも心配されています。「トータルへルス」誌では13号から18号では牛乳を考えるシリーズを掲載してあります。

 

前へ蛋白質の話次へ肉食をしない理由


このページのトップへ